『オルネッライア 2013年』日本人芸術家がアートラベルを制作

画家、彫刻家 曽根裕氏の渾身作... 2016.8.10

イタリア・トスカーナ州のワイナリー「オルネッライア」。2009年に「ヴェンダミア・ダルティスタ」プロジェクトを開始、今年で8回目を迎えた。このプロジェクトは「世界の芸術活動を支援する」ことを目的に取り組んでいるもので、その一環として世界の著名芸術家がパッケージデザインを創作している。今年、2013年ヴィンテージのアートラベル制作には、ロサンゼルス在住の画家・彫刻家の曽根裕氏が携わった。
このアートボトルのデザインは、その年のオルネッライアの個性が表現される。曽根氏が手掛けたデザインは、トスカーナ州にある大理石の採掘場でワインを楽しんでいる風景が描かれている。
「オルネッライア2013年のテーマ“エレガンツァ”を表現するにはこの場所だと思った。カッラーラの大理石は、ミケランジェロが彫刻作品に用いたもの。高い山の中、海に向かって大理石の崖がそびえるこの地に行き、芸術家の友人と食事をともにし、ワインを飲み、会話を楽しんだ。この時間が私にインスピレーションを与えてくれました」と曽根氏。分かち合うことや友情、今回のプロジェクトで経験したことの価値を表現したという。
2013年は前年よりもブドウの発芽と開花が遅く、夏が長かった年。収穫期は涼しくなるなど、ブドウの成長に理想的な環境が整った。
「豊かな果実と滑らかなタンニン、フレッシュ感、長く続く余韻はまさしく“エレガンツァ”です」と醸造責任者のアクセル・ハインツ氏。ブドウの構成比率はカベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ38%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド7%。18カ月の樽熟成、12カ月の瓶熟成を経てリリースされた。
5月にロサンゼルスのハマー美術館で開催されたチャリティーオークションでは、このアートラベルの大型ボトル9本が11万4000ユーロで落札され、ハマー美術館に寄付された。

ワインの問い合わせ先:日本リカー㈱ TEL.03-5643-9770

ワイン王国編集部
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