ボージョレー・ヌーヴォー2016年 今年のワインはこんな味わい!

 2016.11.17

「とても有望な年」と発表された2016年のボージョレー・ヌーヴォー。その理由は収穫前の気候に起因する。収穫前の数週間は熱く乾燥した天候が続き、ブドウが成熟。春の悪天候で成熟期が例年より遅くなったものの、昼夜の温度差がより大きい時期に成熟期を迎えるなど、好条件がそろった。収穫期も晴天に恵まれ、良好なヴィンテージを予測させる果実感とフレッシュさを備えた。「力強いというよりもエレガントで、酸と果実味、ストラクチャーとのバランス、そしてさわやかさと味わい深さとのバランスが素晴らしい」と、Sicarex(ボージョレーの栽培・醸造研究所)はコメントを発表。『ワイン王国95号』では、情野博之氏(「アピシウス」シェフソムリエ)が「糖度と酸度のバランスが良い年になるでしょう。2010年と似たバランス感です」と予測。解禁日を迎え、2016年を堪能したワインラバーの評価はいかに。
寒さが厳しくなるこの時期、人が集まるクリスマスや年末、暖かい料理を囲みで、少し冷やしたボージョレー・ヌーヴォー2016で乾杯! 『ワイン王国95号』「トップソムリエが予測! ボージョレー・ヌーヴォー2016」(P118~)記事と合わせてお楽しみください!

造り手は『メゾン・ジョゼフ・ドルーアン』。1880年に設立され、135年以上にわたり家族経営にこだわり、テロワールへの信念を持ち続ける生産者。約75haの全自社畑で無農薬栽培を実施、1997年にはビオディナミ農法への転換を果たした。
「2016年は順調にブドウが育成した」と語る当主フレデリック・ドルーアン氏。「熟成が早く進み、過度な乾燥もなく、理想的な状態」という。「2010年ヴィンテージに似た凝縮感のあるワインが期待される」という予測通りの味わいに。酸味と果実味がバランスよく備わり、しっかりとした骨格を形成し、ボージョレー地区らしいチャーミングな雰囲気が華を添えている。
価格:3000円(税別)
問い合わせ先:三国ワイン㈱ TEL03-5542-3939

造り手は「アラン・ユドロ・ノエラ」。「シャルル・ノエラ」の偉大な歴史を引き継ぐ新星。栽培・醸造を担っている当主のシャルル・ノエラ氏が、グラン・クリュ(特級畑)のブドウからごく少量リリースしているプライベートブランドが『シャルル・ヴァン・カネット』だ。
『ボジョレー・プリムール 2016 年』は、オーガニック栽培のブドウを使用。「複雑さとストラクチャーがはっきり表れます」と当主のノエラ氏は語る。自然な風味を尊重した、フレッシュさや果実味が生き生きとしたワインにとなった。タンニンが滑らかでスムーズな飲み心地は2016年らしいところ。フルーリーからモルゴンに点在する複数の畑を使用し、華やかさや骨格など、各村の特徴を兼ね備えたバランスのいいワインに仕上がっている。
価格:3500円(税別)
問い合わせ先:㈱徳岡 TEL06-6251-4560

ワイン王国編集部
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