ジャン・ヴァルミー・ニコラ氏が編集部を訪問

シャトー・ラ・コンセイヤント兼シャトー・フィジャックオーナー... 2016.12. 5

 ポムロール「シャトー・ラ・コンセイヤント」及びサンテミリオン「シャトー・フィジャック」という二つの名シャトーのオーナー
ジャン・ヴァルミー・ニコラ氏が、11月、ワイン王国編集部を訪問してくれた。
「シャトー・ラ・コンセイヤント」は1871年よりニコラ家が所有し、現在5代目のベルナールとジャン・ヴァルミー・ニコラの二人が運営する。自社畑は約22ヘクタールあり、一番北側はペトリュスと小道を挟んで隣り合っている。「実はこの区画はバリアルという名前で、一番アロマティックでパワフルなメルロが収穫できます」とジャン・ヴァルミー・ニコラ氏。
現在、品質向上のためドローンを使って、ブドウの樹1本1本の健康状態を見極めているという。また2013年よりミシェル・ロラン氏をコンサルタントに迎え、よりエレガントなワインを目指している。「例えばロラン氏は収穫を始めてから1度中断し、また5日後に再開するというように、ブドウの完熟のタイミングを細かくみています」。さらにこれまで大きなカゴにブドウを入れていたので、下のブドウが潰れていたが、今は小さなバットを使用して、房を重ねないようにしているという。また畑を18の区画に分け、区画ごとに醸造するが、以前は80ヘクトリットルのステンレスタンクだったが、今は20ヘクトリットルの口の広いコンクリートタンクを使用。「空気との接触が広くなったので、循環がよくなりタンニンはソフトに、トリュフのようなポムロールらしいアロマがでて、メルロはクリーミーに、カベルネ・フランはよりフレッシュな仕上がりになります」。12年ヴィンテージからこのタンクを使用している。さらに改革した点を挙げると、05年から15年までの間で、90パーセント、農薬などの化学物質の使用を減少させたことだ。
『シャトー・ラ・コンセイヤント2010年』
を一緒に試飲した。きれいなタンニンと黒系果実味とパワフルさで、これぞクラシックなボルドーの味わいであった。ニコラ氏に今後5年後の抱負を聞くと「ペトリュスを超えること」とほほ笑んだ。


ワイン王国編集部
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