シャノン・ヴィンヤーズとすき焼きのマリアージュ

 2017.3.30

南アフリカの西ケープ州にあるワイン産地、エルギンに居を構えるワイナリー「シャノン・ヴィンヤーズ&ワイン」。同社輸出担当のスチュアート・ダウンズ氏が来日し、浅草のすき焼きの老舗「今半 本店」でシャノンのワインとすき焼きをマリアージュさせるメーカーズディナーが開催された。
シャノン・ヴィンヤーズがあるエルギンは、標高が高い冷涼な気候を持ち、近年注目されている産地だ。
栽培家のジェームス・ダウンズ氏は、ニュートン・ジョンソンなど、ウォーカーベイの名手にブドウを供給しており、その品質から高い評判を得ていた。最初の畑が植えられたのは、2000年のこと。その後、品種、クローン、テロワールの相性、成熟のタイミングなどを研究した後、2008年に自身のワインをリリースするに至った。
栽培しているブドウはソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、メルロ、ピノ・ノワール。
『シャノン マウント・バレット 2011/2008年』はメルロ100パーセント。3ヘクタールのシングルヴィンヤードのブドウで造られる。畑を五つの区画に分け、それぞれ別のクローンを植え、別々に醸造している。これはクローンの種類によって成熟の時期が違うからだ。
各々が成熟するベストなタイミングで収穫する。自然酵母による発酵後、225リットルのフレンチオークのバリック(小樽)でマロラクティック発酵。20カ月熟成させる。
今半のすき焼きは関東風の熱したすき焼き鍋でお肉を焼いた後、醤油、砂糖、だしを混ぜた割り下で焼き上げていく。甘辛さの中に、牛肉の上品な脂質、醤油や砂糖の焦げた香ばしい香りがある。今回、ワインのヴィンテージが2008年と特別に古いものが供された。このワインの熟成感とワインのすき焼きの香ばしい香りがよくマッチした。
『シャノン ロックヴューリッジ ピノ・ノワール 2014年』の穏やかなタンニンはお肉の滑らかな脂をやさしく包み込む。同調させるというよりもピノ・ノワールのやさしい酸が肉の脂を流し、煮詰まっていくに連れ味が濃くなるすき焼きでも食べ進めることができた。

ワインに関する問い合わせ先
㈱スマイル 03-6731-2400

(左から)
『シャノン マウント・バレット 2011/2008年』
『シャノン ロックヴューリッジ ピノ・ノワール 2014年』
『シャノン セミヨン 2015年』
『シャノン サンクチュアリーピーク ソーヴィニヨン・ブラン 2014年』

「シャノン・ヴィンヤーズ&ワイン」
輸出担当のスチュアート・ダウンズ氏

1895年創業の「今半 本店」。ワインも豊富にそろう

ワイン王国編集部
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