イギリス産スパークリングワイン2社が来日

「ボルニー・ワイン・エステート」「ディグビー・ファイン・イングリッシュ」... 2017.8.21

 イギリスでスパークリングワインを生産する「ボルニー・ワイン・エステート」より代表取締役社長兼トップ・ワインメーカーのサマンサ・リンターさんと「ディグビー・ファイン・イングリッシュ」よりCEO兼トップ・ブレンダーのトレヴァー・クラウ氏が来日し、試飲会を開催した。
「ボルニー・ワイン・エステート」は南東部サセックス州で39エーカーのブドウ畑を所有する。サセックスはシャンパーニュ地方に似た気候と白亜質と砂岩質土壌により、高品質のスパークリングの産地として近年注目されている。「白亜質土壌は男性的な味わいに、グリーンの砂質土壌は丸みのある女性的な味わいになります」とリンターさん。
またボルニー・ワイン・エステートは生物や環境に配慮した栽培管理を実践しており、その考え方がユネスコの世界遺産にも登録されている王立植物園「キュー・ガーデン」と合致。5月に『キュー・スパークリング・ホワイト』『キュー・スパークリング・ロゼ』というコラボレーションのスパークリングがイギリスで発売となった。『キュー・スパークリング・ホワイト』はピノ・ノワール80%、ピノ・ムニエ20%で瓶熟12カ月。非常にトロピカルな風味が印象的であった。サセックスのブドウを主体に一部キュー・ガーデンの特別契約のブドウも使用している。『同ロゼ』はピノ・ノワール100%で赤いベリー類の味わいがチャーミング。
「イギリスのスパークリングワインを世界に広めたい」と語るのは「ディグビー・ファイン・イングリッシュ」のトレヴァー・クラウ氏。同ワイナリーはサセックス州やケント州南東部で12軒のブドウ栽培農家と長期契約している。「サセックスは昼夜の温度差があるので酸味がのる。目指す味わいは純粋さとクオリティ」とブレンディングも担当するクラウ氏。『レゼルヴ・ブリュット2009年』はシャルドネ65%、ピノ・ノワール18%、ピノ・ムニエ17%。瓶内で60カ月熟成させている。ストラクチャーがしっかりしており、シャルドネ主体のエレガントな酸味が特徴的。世界的に著名なシャンパーニュの批評家トム・スティーブソンが2014年のシャンパーニュとスパークリングのコンペティションで「イギリス第1位」と評したという。『リアンダー・ピンクNV』はピノ・ノワール50%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ15%。瓶内熟成24カ月のイチゴのニュアンスのある味わい。
クオリティの高さからもイギリス・スパークリングはこれから注目のアイテムといえそうだ。

ワイン王国編集部
この記事を書いたのは
ワイン王国編集部
です。
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • LINE

関連