11月26日（火）、東京の厳選されたレストランと宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド東京 2020」のセレクションが発表された。
「ミシュランガイド東京」は2007年にアジアで初めて発行され、13年目を迎える。今回３ツ星評価に選ばれた11軒の飲食店の中には、13年連続で３ツ星を獲得している３店舗も名を連ねた。
『ミシュランガイド東京2020』には、226軒の星付きレストランが掲載され、東京は世界で最も星付きレストランの多い都市となった。日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長のポール・ペリニオ氏は開会のあいさつにて以下のように話した。
「新規掲載店が多いことからも解るように、東京は変化も速く、競争率も高い。良質な食材と腕のいい料理人が集まる東京は、今後も美食都市として世界をリードし続けるでしょう。2020年はオリンピックにより、海外からの旅行客もさらに増えることが予想されますが、このガイドブックを通して素晴らしい体験を提供できることをうれしく思います」
３ツ星11軒のうち、日本料理「かどわき」（港区）が、前年の２ツ星から３ツ星に昇格した。「かどわき」は2009年の初掲載された時から２ツ星を維持し続けていたが、12年目にして３ツ星となった。登壇したシェフの門脇俊哉氏はその喜びを次のようにコメントした。
「シンプルにうれしい。お客さまに美味しいと思ってもらい、リピートしてもらえることを一番に考えています。また来たい、とお客さまに思ってもらえる名店でありたい」
日本料理「かどわき」門脇俊哉氏
一方で、13年連続３ツ星を獲得しているフランス料理「カンテサンス」（品川区）のシェフ 岸田周三氏もコメントを求められ、以下のように答えた。
「13年目の今年も、選ばれてほっとしている。レストランの方針はずっと変わりませんが、料理はどんどん進化しているので、ぜひ皆さんに食べに来ていただきたい」
フランス料理「カンテサンス」岸田周三氏
すべての３ツ星店のシェフと、２ツ星、１ツ星店、ビブグルマンからは、今回新たに加わった店のシェフが登壇した。
今回発表された飲食店を含む、全464店舗の情報が掲載されている『ミシュランガイド東京 2020』は、11月29日（金）より全国の書店で購入が可能となる。
【書籍概要】
『ミシュランガイド東京 2020』
定価：3180円＋税
発売日：2019年11月29日（金）
発行：日本ミシュランタイヤ株式会社
