「シャトー・オー・ブリオン」を有する「ドメーヌ・クラレンス・ディロン」は2011年にサン・テミリオンの「シャトー・テルトル・ドゲイ」、その後「シャトー・ラロゼ」を取得し、14年からシャトー名を「シャトー・クィンタス」と改めた。

 シャトーは「シャトー・アンジェリュス」や「シャトー・オーゾンヌ」などが並ぶ丘陵部の頂上360度を囲む場所に位置する。「クィンタス」とは5男の意。シャトー・オーブリオン、「シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン」赤白に続く5番目のワインという意味を込めた。

 ファーストラベルの『シャトー・クインタス 2014年』からセカンドの『ル・ドラゴン・ド・クィンタス 2015年』、サードの『サン・テミリオン・ド・クィンタス2016年』を試飲した。

 

画像1: シャトー・オー・ブリオンの哲学を注ぎ高みを目指す『シャトー・クィンタス』

「共通の味わいはエレガントさ。どのワインもタンニンの抽出は同様です。サン・テミリオンならではのシルキーなタンニンを目指しています」とマネージング・ダイレクターのジェラール・ブランルイユ氏。

 二つのシャトーが合併したため、それまでそれぞれ所有していた格が失われてしまったが、「われわれは平均的なワインを造りたいわけではない」とブランルイユ氏が言うように、オー・ブリオンのワイン哲学を注ぎ、2022年の格付け見直しではプルミエ・グラン・クリュ・クラッセを目指すと抱負を述べた。

サン・テミリオン・ド・クィンタス 2016 年
Saint-Emilion de Quitus

問合せ:(株)都光
TEL:03-3833-3541

価格:参考小売価格 5,000円(税別)

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