「フォーシーズンズ・ホテル・リゾートグループ」や「ル・ブリストル」など世界の有名ホテルで活躍してきたディディエ・ル・カルヴェス氏が2010年にワイン産業に乗り出し、取得した「シャトー・クラリス」。愛娘の名を冠したというこのシャトーはボルドー、ピュイスガン・サン・テミリオン地区に位置する。

 ボルドー地方で有名なコンサルタントのステファン・ドゥルノンクール氏と2年間かけて畑を探し、この地に10ヘクタールの畑を見付けたことからスタートした。

 標高80メートルのピュイスガンの丘に位置する畑の土壌は粘土石灰質。銘醸ワイン「シャトー・オーゾンヌ」があるサン・テミリオンの丘と標高も土壌もほぼ同じだという。最初の10年はリュット・レゾネ(減農薬)で栽培をしていたが2019年にはビオの認証を取得予定だという。

 「高品質でお手ごろなワインを造りたかった」とカルヴェス氏。古木から造られる『シャトー・クラリス』はメルロ85パーセント、カベルネ・フランが15 パーセント。ピジャージュをして抽出を高める。凝縮した果実味と熟したタンニンを感じるのは「私たちの畑のメルロは糖度が上がりやすく、カベルネ・フランは15℃に達すると実が完全に熟す」からだそう。

 今後はボルドーの地でシャルドネを使った白ワインを造りたいと語るカルヴェス氏。新しい試みに注目が集まりそうだ。

シャトー・クラリス 2016 年
Chateau Clarisse

問合せ:(株)エイ・エム・ズィー
TEL:03-5771-770

価格:5,000円(税別)

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