来日したダンカン・アルノー・マイヤーズ氏と、友人のネイサン・ロバーツ氏のコンビでワインを造る「アルノー・ロバーツ」。

 マイヤーズ氏はかつてプロの自転車競技選手を目指していたが断念し、カリフォルニア州のワイナリーでアルバイトを始めた。その後、一緒によくワインを飲んでいた友人のロバーツ氏とワイン造りを決意、すぐに1樽のワインを自家用として造り、翌年の2002年には2樽のワインをリリース。風土を映した繊細なワインは瞬く間に人気を得て、地域を代表するエレガントスタイルの造り手として評価された。

 彼らがワインに求めるのは「純粋さとバランス、エネルギー」。カベルネ・ソーヴィニヨン以外は全房発酵し、人の足で破砕を行い、自然酵母を使う。すると繊細ながら存在感のある、長期熟成能力を備えたワインができる、とマイヤーズ氏は言う。

 「クラリー・ランチ、ハドソンのブドウから強い生命力を感じたのが08年。この年から、抽出の穏やかな、土地の個性を全面に出すワインを目指した」と振り返る。

 『シラー ソノマ・コースト 2018年』は全房発酵で醸造、フレンチオークで11カ月熟成させる。スパイスや土の香りが漂う、シャープで洗練された雰囲気を持つワインだ。

 近年は温暖化の影響を考え、酸を保ちやすいトゥーリガ・ナシオナル、ファランギーナなどを栽培しているという。

シラー ソノマ・コースト 2018 年
Syrah Sonoma Coast

問い合わせ:ワイン・イン・スタイル(株)
TEL:03-5413-8831
価格:6,200円(税別)

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