CEOで栽培責任者のキアラ・ルンガロッティさんは、著名な飲料業界誌『ザ・ドリンクス・ビジネス』の「イタリアワイン業界の女性生産者トップ10」に選ばれた人物だ。創始者である父ジョルジョ氏からワイナリーを継ぎ、1999年からCEOとして会社を牽引してきた。

 現在、トルジャーノとモンテファルコに計250ヘクタールを所有し、有機栽培や生物多様性の保護など、環境に配慮したワイン造りを実践している。単一畑で造る『ルベスコ・ヴィーニャ・モンティッキオ・トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ』の2013年は、パワーとエレガンスを兼ね備えたワインだ。粘土質と砂質土壌からくるスパイスの香りと滑らかなタンニンが心地いい。

画像1: 熟成の可能性も示すウンブリア州の逸品『ルンガロッティ』

 キアラさんはセミナーで、ルンガロッティの熟成の可能性も伝えた。『ルベスコ・ヴィーニャ・モンティッキオ・トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ 1997年』を試飲すると、生き生きとした酸味がヒノキや土の香りと相まって若々しい印象だ。「97年は偉大な年です。今後もまだ熟成するでしょう」とキアラさん。現代のニーズにも合うような「熟成を待たなくても美味しいワイン」も手掛けるが、伝統的な「熟成タイプのワイン」も、先代からしっかりと受け継いでいる。

画像: トルジャーノの畑

トルジャーノの畑

 これからの季節は白ワインもお勧めだ。『トッレ・ディ・ジャーノ・ヴィーニャ・イル・ピノ 2015年』は、ベルメンティーノ50パーセントと、グレケット、トレッビアーノでるワインで、ステンレスタンクと小樽で熟成させている。フレッシュでミネラル溢れる味わいで、樽に由来する複雑さも表れている。

 「シーフード料理によく合います」とキアラさん。『ブレッザ・ロゼ 2018年』はサンジョヴェーゼ100パーセントのロゼワイン。エレガントなミネラルと、甘酸っぱいアタック、そして最後は豊かな飲み口が広がる。よく冷やして、アウトドアに持っていくのもお勧めだ。

 

ルベスコ・ヴィーニャ・モンティッキオ・トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ 2013 年
Rubesco Vigna Monticchio Torgiano Rosso Riserva

問い合わせ:(株)明治屋
TEL: 0120-565-580
価格:1万円(税別)

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