イタリア・トスカーナの海岸沿い、ボルゲリにある「オルネッライア」。1985年にファーストヴィンテージを世に出して以来、国内外から高い評価を得ている名門だ。
 2021年の収穫は8月18日にスタート。ソーヴィニヨン・ブランを試験的に収穫した。最高醸造責任者のアクセル・ハインツ氏は「日照が豊かで乾燥した日が続いたため、白ブドウは早く熟成しました。23日の週にはソーヴィニヨン・ブランとヴィオニエの収穫を本格的に行います」と語った。黒ブドウに関してはさらに熟成が必要と判断し、2週間後の収穫を決定した。

画像: 2021年の最初の収穫。最高醸造責任者のアクセル・ハインツ氏(右)と、栽培責任者のジュリアーノ・タルチ氏

2021年の最初の収穫。最高醸造責任者のアクセル・ハインツ氏(右)と、栽培責任者のジュリアーノ・タルチ氏

2021年の特徴

 今年は春が涼しく蕾が出るのが少し遅れたが、夏は晴天に恵まれ雨も少なく、収穫期までを通して降雨量は少なかった。「2015年、16年のようなボルゲリの偉大なヴィンテージになりそうだ」とハインツ氏は予想している。

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