第13回「ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」最優秀チーズ決定！

11月9日に「ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」が開催された。過去最多のエントリーとなる96工房224品の中から、最優秀チーズが決定した。

ALL JAPANナチュラルチーズコンテストは（一社）中央酪農会議が主催し、国産ナチュラルチーズの製造技術向上と販路拡大を目的として、1997年から隔年で開催されている。

このコンテストで賞を獲得すると、来年3月にアメリカで開催予定の「World Championship Cheese Contest」に出品することも可能となる。

農林水産大臣賞『蔵熟成ゴーダ』（ハード熟成6カ月以上部門）
㈱丹波婦木農場 丹波チーズ工房

農畜産業振興機構理事長賞『六甲山牧場のリコッタ』（ホエイ部門）
（一財）神戸農政公社 六甲山牧場チーズ工房

中央酪農会議会長賞『セラ・シェーブル』（シェーブル部門）
やぎ丸農場

審査員特別賞／『ラクレット』（ハード熟成３カ月未満部門）
㈱髙橋牧場

第13回大会のエントリー部門・カテゴリーは「フレッシュ」「白カビ」「ウオッシュ」「青カビ」「シェーブル」「ハード熟成・３カテゴリー」など全12部門23カテゴリーで構成され、外観・色調・組織・風味の審査項目によって決定された。

審査委員長を務めた「チェスコ㈱」技術顧問の田中穂積氏は、コンテストの総括をこう述べた。
「多くの審査員から品質の高さに驚いたという言葉をいただいています。国産のチーズを作り始めてから40年、このような高品質のチーズを作った生産者の皆様に敬意を表したいと思います」

また、今回はトライアル部門（試作品を含む未発売のもの、などの条件がある）への出品が非常に多く、独自のチーズ開発に取り組んでいる工房が多かったことにも触れた。