アサヒビールは、酒類を扱う企業として既存商品の純アルコール量(g)の缶体への表記を2021年7月以降順次開始、2023年末までの完了を目指すと発表した。

対象は日本国内で製造販売するビール類、缶チューハイ、ビールテイスト飲料で、年内に表示を開始する既存商品としては『アサヒスーパードライ』『アサヒオリオン ザ・ドラフト』『ハイリキ』『アサヒ ビアリー』。オリオンビールが沖縄で製造販売している「スーパードライ」も対象となる。

飲み方の多様性を広げるための「スマートドリンキング」

「責任ある飲酒」を推進し、飲む人も飲まない人もお互いが尊重し合える社会の実現を目指すために「スマートドリンキング(飲み方の多様性)」を提唱しているアサヒビール。

「スマートドリンキング」とは、お酒を飲む人と飲まない人、飲める人と飲めない人、飲めるけどあえて飲まないときなど、さまざまな状況における“飲み方”の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進していくことを意味している。

商品に含まれる純アルコール量を表記し、自分に適したアルコール商品を選択しやすくすることで、過度な飲酒を防ぎ酒類文化の健全な発展を促す狙いだ。

さらに、国内販売する主なアルコール商品に含まれる純アルコール量を、2021年3月からホームページで順次開示するとともに、販売容量合計に占めるアルコール度数3.5%以下の低アルコール商品、ノンアルコール商品の販売容量構成比を、2025年までに20%とすることを目指すと発表した。

コロナ禍の生活スタイルの変化によって、飲酒量の増加やアルコール依存症のリスクが問題視される中で、アルコール量の表記は健康維持のひとつの目安となるだろう。

This article is a sponsored article by
''.