“日本ワインを、日常に。” をスローガンに、2012年から開催されてきた人気イベント「LIFE with WINE(ライフ・ウィズ・ワイン)」が、この夏、新たな一歩を踏み出す。7月27日(日)、下北沢にて新レーベル「LIFE with WINE NEXT GENERATION」第1回が開催決定!全国から集まる13組の若手醸造家たちとともに、日本ワインの「今」と「未来」をグラス越しに体験できる、特別な1日となる。

イベント概要

「LIFE with WINE NEXT GENERATION」は、日本ワインの未来を担う 40歳以下の若き造り手たちにフォーカスした新たなレーベルイベント。
彼らが生み出すワインには、土地の個性、造り手の想い、そして“次代を切り拓く”情熱が詰まっている。会場では若き造り手たちと直接話しながら、彼らのワインを味わうことができる。
また、若い世代の飲み手にも日本ワインの魅力を広く届けるべく、初心者でも気軽に参加できるアフターイベント「AFTER HOURS」も同時開催。日本ワインの新しい楽しみ方に出会える、今夏注目の試飲会だ。

【日時】2025年7月27日(日)

【タイムスケジュール】
MAIN STAGE 13:00~15:30(フリーフロー制) ※チケット完売
・造り手との交流、トークセッション、26種のワインがフリーフロー制
・1階スタンディング:11,000円(80名)
・2階プレミアムシート(着席・特製おつまみ付):16,000円(20名限定)
AFTER HOURS 16:00~19:30(ドロップイン制)
・MAIN STAGEの余韻をバイ・ザ・グラス形式で楽しめるカジュアルな時間
・前売 3,500円(4コイン)/当日 3,500円(3コイン)/追加コインあり
【会場】Brooklyn Roasting Company Shimokitazawa
(東京都世田谷区北沢2-6-2 ミカン下北 B街区)

参加ワイナリー/造り手

全国から13組の注目醸造家たちが参加予定。地域もスタイルも多彩な顔ぶれがそろう。

GRAPE REPUBLIC(山形)/矢野陽之
カーブドッチ(新潟)/草野竜征
SHINDO WINES(福岡)/阪本開
木谷ワイン(奈良)/木谷一登
清澄白河フジマル醸造所(東京)/佐久間遥
岩﨑元気(栃木)
ツイヂラボ(長野)/須賀貴大
Le Milieu(長野)/塩瀬豪・斎藤翔
Kifutato wines(長野)/日達桐子
TOMORROW WINES(長野)/小園萌恵
水掛醸造所(長野)/鎌倉怜史
ドメーヌミカヅキ(岩手)/及川恭平
NOB’s Fields(山形)/武田信宏

“今”の日本ワインシーンを体現する、まさに「NEXT GENERATION」の面々が一堂に会する貴重な機会となる。

FOOD出展

パセミヤ(大阪)
パーラー江古田(東京)
Brooklyn Roasting Company Shimokitazawa(東京)

※ フードはキャッシュオン形式。売切次第終了。

LIFE with WINEとは?

“日本ワインを、日常に。” をスローガンに掲げ、2012年の立ち上げ以来、日本ワインと日本の食をもっと自由に楽しめる場をつくり続けている。これまでに歌舞伎座や国連大学など、ユニークな会場で19回の開催実績を重ね、回を追うごとにその輪は広がっている。

日本ワインの造り手・飲み手・伝え手をつなぎ、「造り手との距離が日本一近いイベント」を目指し、日本ワインのさらなる普及と文化としての定着を後押し。その熱気は年々高まり、チケットは販売開始直後に完売する事もあるほどの大人気イベントとなっている。

2012年から様々な場所で開催されてきたLIFE with WINEの歴代ポスター

第17回 LIFE with WINE 造り手、スタッフ集合写真

主催者インタビュー

未来につなぐ日本ワインを目指してLIFE with WINE代表・栁佐織さんが語る「NEXT GENERATION」への想い

造り手発信で生まれた、新しい“声”のかたち

「NEXT GENERATIONは、実は造り手の方々からの“やりたい!”という声がきっかけだったんです」
そう語るのは、本イベントの主催者であり、LIFE with WINEの代表を務める栁佐織さん。
最初に手を挙げたのは、GRAPE REPUBLICの矢野陽之氏。続いてSHINDO WINESの阪本開氏、カーブドッチの草野竜征氏の3人が発起人に。清澄白河フジマル醸造所の佐久間遥さんと木谷ワインの木谷一登氏が集まり、5人の造り手が実行委員となって動き始めた。

左から清澄白河フジマル醸造所の佐久間遥さん、SHINDO WINESの阪本開さん、GRAPE REPUBLICの矢野陽之さん、ツイヂラボの須賀貴大さん、LFE with WINE 主催 栁佐織さん

もっと自由に、日本ワインと出会ってほしいから

MAIN STAGE終了後の「AFTER HOURS」には、若い世代にももっと日本ワインに触れてもらいたいという、造り手たちと栁さんの強い思いが込められている。

「造り手だけでなく、飲み手も20代・30代に裾野を広げたいんです!日本ワインビギナーの方にも。難しいこと考えずに“なんか面白そうだから来てみた”くらいのテンションで、気軽に日本ワインに出会ってほしいな」

そのために、3,500円というふらっと立ち寄れる価格に設定し、事前予約も不要とした。
さらに、会場選びには徹底的に時間と労力をかけた。50軒以上に問い合わせ、20軒以上の会場を実際に見て回ったという。
そうして選んだのが下北沢だった。おしゃれな飲食店が多く、カルチャーが混ざるこの街の空気感は「日本ワインに初めて触れる場としていいな」と感じたと振り返る。

日本ワインを、未来に

NEXT GENERATIONの副題に掲げられた「未来につなぐ日本ワイン」。
そこには、若い造り手たちが抱く未来への意識が色濃く反映されている。

「今の造り手さんたちって、“今”のワインをつくっているだけじゃなくて、“次の10年、20年どうしていくか”という意識をすごく持っています」

出展者の選定も、単に年齢が若いというだけではなく、“日本ワインの未来を担う”という意志と実力を持つ生産者を、実行委員会の造り手たちが中心になって選んだという。まさに、そんな造り手たちが厳選されている。

NEXT GENERATIONは一度きりの企画ではなく、シリーズとして年1回の開催を継続していく予定だ。

「いずれ“あのNEXT GENERATION出身の造り手たち、今すごいよね”って言われるような場になっていったら嬉しいです。登竜門のような存在に育てていきたい」と話す柳さん。
その言葉通り、ここからさらに飛躍する造り手たちの歩みが、ますます注目を集める場となりそうだ。

進化する、日本ワインのこれから

栁さんの描く日本ワインの“未来”とはどういうものかと尋ねると、「世界と対峙できる文化の定着」と「テロワールの個性と多様性の表現」という2つのキーワードが返ってきた。

その未来像を支える動きは、既にさまざまな形で現れ始めている。

まず、国内市場への定着は言うまでもなく重要なテーマだ。栁さんはこれまでもLIFE with WINEを通して「日本ワインを、日常に。」というメッセージを発信し続けてきた。

一方で、海外市場でのプレゼンス拡大にも大きな可能性を見出している。Japanese Wineという新たなカテゴリーは、世界のワインマーケットに少しずつ浸透しつつあり、和食レストランの展開とともに、パリやニューヨーク、シンガポールなどでもソムリエやシェフの間で注目を集めている。

「繊細さと多様性を武器に、世界のワインラヴァーと対話できるワインがこれからさらに増えていくと思います」と栁さんは期待を込めて話す。

さらに、若手生産者や小規模・高品質なワイナリーの台頭にも注目している。土地のテロワールを映し出すことにこだわったワインづくりが広がり、「テロワールの個性と造り手の哲学」がより明確に表現されていくだろうという。

“ブーム”を超えて人気の定着し始めた日本ワインの、さらなる未来が楽しみである。柳さんの言葉からは、そんな前向きな展望がはっきりと感じられた。

LIFE with WINE 主催 栁佐織さん

ワインエキスパート、WSET® Level 3 資格保有。広告代理店に勤務する傍ら、2012年に LIFE with WINE を立ち上げる。「日本ワインを、日常に。」をスローガンに、造り手と飲み手をつなぐイベントを19回開催。日本全国のワイナリーを訪ね歩き、産地の魅力や造り手の想いを生活者の視点で発信。日本ワインファンの拡大・日本ワインの普及活動を継続的に行っている。

チケット案内

6月14日に販売が開始されたMAIN STAGEのチケットは、発売と同時に瞬く間に完売。1階スタンディングはわずか3時間、2階プレミアムシートに至ってはたった20分で売り切れたという。次世代に期待する日本ワインラヴァーたちの関心の高さが、顕著に表れる結果となった。

MAIN STAGEを手に入れそびれてしまった方は、6月21日正午より発売開始となるAFTER HOURSをお見逃しなく!

▼チケットはこちらから▼

MAIN STAGE(6月14日正午〜発売開始、チケット完売済み)

AFTER HOURS(6月21日正午〜発売開始)

LIFE with WINE 公式Instagram:@lifewithwine2012
Facebook:https://www.facebook.com/LIFEwithWINE