世界ワイン産業の現状 2025
生産・消費・貿易のいずれもが縮小しながら、需給の均衡が保たれた一年だった。気候、需要、貿易の各面で不確実性が高まるなかでの世界のワイン市場の動きを、国別データと図表で整理する。日本市場については、国内の統計をもとに分析した。
出典:OIV(国際ブドウ・ブドウ酒機構)
国際ブドウ・ブドウ酒機構(OIV)が2026年5月に公表した年次報告「2025年 世界ブドウ・ワイン産業の現状」は、産業が構造的な転換期にあることを示している。2025年は、気候変動による収量の不安定さ、需要の構造的な後退、米国の関税措置に代表される貿易上の不確実性が重なった年だった。生産・消費・貿易のいずれも量的に縮小した...