進化する道南エリアのワイン旅<vol.1函館エリア>
北海道のワイン産地といえば、これまで後志地方・空知地方に注目が集まっていた。しかし近年、新たなワイナリーやヴィンヤードの開業が相次ぐ道南エリアの進化が目覚ましい。今号から函館・北斗・奥尻エリアの3 回に分けて、道南を巡るワイン旅を紹介する。
今、注目の道南エリア
北海道は、日本ワイン愛好家から最も熱い視線が注がれているワイン産地の一つだ。2000年代から次々と新しいワイナリーが建ち上がり、現在は約60軒と驚くべきスピードでその数を増やしている。
西へ東へと産地が広がる北海道の中でも今、注目したいのが道南エリア。今年50周年を迎えた「は
こだてわいん」のある七飯町には、1869年にドイツ人...