2023年ボルドー・プリムール リポート「2023年は、希望と懸念が交錯するミレジム」
ボルドーの名門シャトーの集まりである「ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー(UGCB)」(会員132シャトー、ロナン・ラボルド会長)は4月18日と19日の両日、ガロンヌ川沿いにある「シテ・デュ・ヴァン」にてワインジャーナリストを招いて恒例の試飲会を開催した。
2023年のヴィンテージは、前半の多雨によるうどん粉病の蔓延と、後半の異常な熱波による果実の被害など、厳しい状況に見舞われた。その影響は地域やシャトーごとに異なり、収穫率と品質に大きな差が生じている。
試飲会場では、「ボルドー大学・ブドウ&ワイン科学研究所」のアクセル・マルシャル教授による「2023ミレジムに関するリポート」の...