無冠のスーパースター「フランソワ・ミジャヴィル」
『シャトー・テルトル・ロトブフ』の魅力に迫る
ボルドー地方サンテミリオンの孤高の存在『シャトー・テルトル・ロトブフ」。自然なワイン造りで、凝縮感とフレッシュ感を備えるワインは世界にファンを持つ。無冠のスーパースターの魅力に迫る。
当主のフランソワ・ミジャヴィル氏は妻ミルーテさんの故郷サンテミリオンに移住し、彼女の実家の土地を受け継いだ。サンテミリオン南東部にあるサン・ローラン・デ・コンブの斜面に5・7ヘクタールの畑が広がっている。
「テルトル・ロトブフ」は「げっぷする牛の丘」という意味であり︑中世に牛の放牧に使われていたことに由来している。「パヴィ」と「ベルフォン・ベルシエ」の中間に位置し、「トロロン・モンド」や「モンドット」も近い...