パレスホテル東京は 2026年にオールデイダイニング「グランド キッチン」にて、日本ワインの魅力を体験できる特別ディナーイベント「Japanese Wine Journey」を3回にわたって開催する。同ホテルのソムリエが日本各地に足を運び厳選した三つのワイナリーが手掛けるワインと、オールデイダイニング「グランド キッチン」の特別ディナーコースとのペアリングを提供するイベントとなっている。その第1回が2月28日に行われ「マンズワイン 小諸ワイナリー」(長野県小諸市)より、代表取締役社長の島崎 大氏が来場し、参加者と交流を深めた。

信州のテロワールを意識した特別メニュー

イベント当日は信州エリアの「マンズワイン 小諸ワイナリー」に合わせ、テロワールを意識した特別メニューが供された。そこここに信州の要素が散りばめられ、ペアリングの相性はもちろん、ソムリエとシェフのワインへのリスペクトを感じさせた。

1品目「タラの芽のフリット ルバーヴとリンゴのソース」

「タラの芽のフリット ルバーヴとリンゴのソース」

1品目の「タラの芽のフリット ルバーヴとリンゴのソース」には『ソラリス 千曲川 シャルドネ メトッド・トラディッショネル ブリュット・ナチュール 2017年』を合わせた。このワインは、小諸市のシャルドネを100%使用したブラン・ド・ブラン。二次発酵を含め、60カ月の長期熟成させている。フレッシュな柑橘類のニュアンスや白い花の香り、熟成香も感じられた。

ノンドザージュのピュアさがフリットの軽快で心地よい食感とマッチ。ソースには信州産のリンゴを使用したことで、酸味を感じる仕上がりに。ワインの酸味とも調和し、軽やかでさわやかなスタートとなった。

2品目「信州サーモンのマリネ 安曇野わさびクリーム」

「信州サーモンのマリネ 安曇野わさびクリーム」

2品目の「信州サーモンのマリネ 安曇野わさびクリーム」には『ソラリス ル・シエル 2024年』をペアリング。このワインは信州リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの3品種の混醸で造られている。それぞれの品種がレイヤーを成して順に香る。アタックは滑らかできめ細かい酸味を含み、充実したボディ、ほのかな苦味が杯を進めた。

料理のソースには、安曇野わさびクリームのほかにホースラディッシュも使用し、さわやかさを演出。さらに、和柑橘の風味も感じられた。ワインの厚みと信州サーモンの濃厚な旨味が調和したペアリングとなった。

3品目「真鯛のポワレ 菊芋のピューレ 信州みそのブールブラン」

続いて3品目の「真鯛のポワレ 菊芋のピューレ 信州みそのブールブラン」には『ソラリス 千曲川シャルドネ 樽仕込 2024年』を合わせた。このワインは小諸市大里地区のシャルドネを使用。新樽と経年した樽を合わせて使用し、品種のボディ感と適度な樽香のバランスが良い。柔らかいアタックに、程よい酸味、それにふくよかなボディ感がゆっくりと広がる。

マダイにはオレンジやレモンの皮を軽く削り、さわやかな柑橘を風味に。ブールブランソースには信州味噌を使用し、ふくよかなワインのボディに寄り添った。

4品目「信州プレミアム牛フィレ肉のグリル 戸隠産蕎麦の実リゾット添え ソラリスとトリュフのソース」

「信州プレミアム牛フィレ肉のグリル 戸隠産蕎麦の実リゾット添え ソラリスとトリュフのソース」

今回のメイン料理「信州プレミアム牛フィレ肉のグリル 戸隠産蕎麦の実リゾット添え ソラリスとトリュフのソース」には『ソラリス マニフィカ 2018年』と『ソラリス 信州東山 カベルネ・ソーヴィニヨン 2014年』の2アイテムをペアリング。

マニフィカはソラリスのトップキュヴェが傑出した収穫年のブドウを最上の比率でブレンドし、長期熟成させた同ワイナリーのトップアイテム。カシスやプルーンなど黒系果実に森の下草やなめし革、ほのかにロースト香も感じる。穏やかな酸ときめ細かなタンニンが溶け合い、深い満足感と長い余韻をもたらしている。

「ソラリス 信州東山 カベルネ・ソーヴィニヨン 2014年」は、上田市東山地区のカベルネ・ソーヴィニヨンを使用。手作業による徹底的な選果、除梗が行われ、樽で約20カ月熟成させている。ブルーベリーやカシスなどの黒系果実のアロマ、スパイスやモカなどの複雑な熟成香が現れる。緻密なタンニンを芯のある酸が支え、柔らかな口当たりながらも、長い余韻と深い満足感を与える。

牛フィレ肉の脂の甘味とワインの熟成感が調和し、さらにワインのキノコのニュアンスと黒系果実がトリュフともマッチした。ガニチュールは蕎麦の実の香ばしさが感じられ、重厚感のあるワインと牛フィレ肉に寄り添った。

5品目「タルトタタン 小布施のジャージーミルクソフトクリーム」

「タルトタタン 小布施のジャージーミルクソフトクリーム」

デザートの「タルトタタン 小布施のジャージーミルクソフトクリーム」には『ソラリス 千曲川 信濃リースリング クリオ・エクストラクション 2024年』を合わせた。このワインは小諸市大里地区の信濃リースリングを使用。信濃リースリングは同ワイナリーが独自に交配したブドウ品種。収穫したブドウを凍らせてから搾る「クリオ・エクストラクション」製法を用いた、濃厚な極甘口ワインだ。ライチやアプリコット、黄色果実のコンポート、白いバラにジャスミン、ダージリンと香りの要素が多く感じられる。濃厚な甘口にしっかりとした酸味がバランスとなっている。

タルトタタンには米粉を使用。リンゴのコンポートのさわやかな甘味にワインの酸味が調和し、長い余韻が楽しめる。小布施のジャージーミルクソフトクリームは、滑らかな口当たりでコクと旨味がしっかりと感じられる仕上がりに。

当日供されたワイン。右から『ソラリス 千曲川 シャルドネ メトッド・トラディッショネル ブリュット・ナチュール 2017年』『ソラリス ル・シエル 2024年』『ソラリス 千曲川シャルドネ 樽仕込 2024年』『ソラリス マニフィカ 2018年』『ソラリス 信州東山 カベルネ・ソーヴィニヨン 2014年』

「Japanese Wine Journey」開催概要

■場所:パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)1F オールデイダイニング「グランド キッチン」
■価格:2万5000円(1名)(消費税込み・サービス料別)※各回30名限定
■WEB:https://www.palacehoteltokyo.com/newsroom/latest-news/restaurants-bars/japanese-wine-journey/
■問い合わせ:03-3211-5307 (レストラン予約課)
※予約は2名より、イベント2日前まで。
※満席になり次第、受付終了。
※イベント開催日を含む約1カ月間は、各回で取り上げるワイナリーのグラスワインを提供。
第2回は6月13日(土)に開催され、「サントリー登美の丘ワイナリー」のチーフワインメーカーの篠田健太郎氏が来場し、直接言葉を交わすことができる。

オールデイダイニング「グランド キッチン」

朝食から夜まで、さまざまな時間帯のニーズに応えるオールデイダイニング。フレンチ、洋食、和食の要素を取り入れた幅広いジャンルのメニューを楽しめる。また、数々のコンクールで受賞歴を持つソムリエが在籍し、ワインのラインナップも充実。ナチュラルカラーを基調とした天井高6mの店内には、開放的でライブ感あふれるオープンキッチン。ガラス面から柔らかな日差しが差し込み、温かい雰囲気に包まれている。四季を感じられるテラス席では、緑を臨みながらゆったりとした時間を過ごせる。