パレスホテル東京は 2026年にオールデイダイニング「グランド キッチン」にて、日本ワインの魅力を体験できる特別ディナーイベント「Japanese Wine Journey」を3回にわたって開催している。同ホテルのソムリエが日本各地に足を運び厳選した三つのワイナリーが手掛けるワインと、オールデイダイニング「グランド キッチン」の特別ディナーコースとのペアリングを提供するイベントだ。その第2回が6月13日に行われ「サントリー登美の丘ワイナリー」(山梨県甲斐市)より、チーフワインメーカーの篠田 健太郎氏が来場し、参加者と交流を深めた。

互いを引き立て合う、旬を感じるマリアージュ

当日は、「グランド キッチン」が用意した今回のための特別メニューが供された。山梨県産の旬の食材を中心に「登美の丘ワイナリー」のアイテムと互いを引き立て合う構成となっている。

「生湯葉 さくらんぼのアグロドルチェ」

1品目は「生湯葉 さくらんぼのアグロドルチェ」。白だしで味付けしたとろけるような生湯葉に山梨県産のさくらんぼをトッピング。アクセントにヘーゼルナッツを散りばめることで食感と香ばしい風味を感じる仕上がり。アペリティフの『登美の丘 甲州 スパークリング 2021年』と合わせ、スパークリングワインと白だしの旨味が調和したマリアージュだ。

『スコットランド産サーモンの昆布締め/クレソンのサラダ』

『登美の丘 甲州 2023年』

2品目は「スコットランド産サーモンの昆布締め/クレソンのサラダ」。サーモンに日向夏の果肉を乗せ、柑橘類の爽やかさを与え、サワークリームソースには山葵を混ぜることで、日本の夏らしさを感じさせた。合わせたワインは『登美の丘 甲州 2023年』。クレソンのサラダとオリーヴオイルのほのかな苦味と甲州の心地よい苦味が後引き、口中に穏やかさをもたらした。

「甲州地鶏のパロティーヌ/生姜とアプリコット」

『登美の丘〈ロゼ〉 2024年』

続く3品目は「甲州地鶏のバロティーヌ/生姜とアプリコット」。オリーヴ、チーズ、ドライトマトを甲州地鶏で包み、もっちりとした食感のバロティーヌに。生姜とアプリコットを使用した甘酸っぱいソースが酸味と旨味を与え、全体をまとめた。ワインは『登美の丘〈ロゼ〉 2024年』を合わせた。黒ブドウ由来の旨味と料理の持つ塩味がマリアージュし、さらに杯を進めた。

「舌平目のボンヌファム」

『登美〈シャルドネ〉 2022年』

4品目は肉厚な舌平目と芳醇なバターソースが織りなす、パレスホテル東京伝統の看板メニュー「舌平目のボンヌファム」が供された。日本のフランス料理の礎となった旧パレスホテルの初代総料理長だった田中 徳三郎氏の代表的な料理だ。こちらには『登美〈シャルドネ〉 2022年』を合わせる王道のペアリング。ソムリエの瀧田氏が、一口飲んだ瞬間にこのペアリングを決めたほど相性の良さを味わった。

「甲州ワインビーフフィレ肉のグリル/皮付きヤングコーン 山椒風味のグレイビー」

『登美〈赤〉 2021年』

今回のメイン料理の5品目は「甲州ワインビーフフィレ肉のグリル/皮付きヤングコーン 山椒風味のグレイビー」。甲州ワインビーフは、ワインの搾りかすを混ぜた飼料で育った、山梨が生み出したブランド牛だ。グリルしたフィレ肉に、ワインを使用した山椒風味のグレイビーソースを目の前でかけていただいた。皿には旬の皮付きヤングコーンと、アクセントにもなる花穂紫蘇が添えられた。ワインは『登美〈赤〉 2021年』をペアリング。プティ・ヴェルド、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドで、ダークチェリーやチョコレートのほか、ほのかなスパイス香が感じられ、山椒風味のソースとマッチした。

「ベルガモットのソルベ アッフォガード仕立て」

コースの最後には「ベルガモットのソルベ アッフォガード仕立て」がデザートとして供された。ベルガモットのさわやかなソルベに、やや甘口の『登美の丘ワイナリー ベルモット ブラン』を使用したゼリーでアフォガード仕立てに。1品目と同様に山梨県産のさくらんぼが添えられた。

ソムリエの瀧田氏は「隠れたテーマとして、コースの始まりと終わりの料理に山梨県産のさくらんぼを添えて最後まで山梨を楽しんでいただく狙いがありました」と笑顔で話した。

左から『登美の丘ワイナリー ベルモット ブラン』、『登美〈赤〉 2021年』、『登美〈シャルドネ〉 2022年』、『登美の丘〈ロゼ〉 2024年』、『登美の丘 甲州 2023年』、『登美の丘 甲州 スパークリング 2021年』

「Japanese Wine Journey」開催概要

■場所:パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)1F オールデイダイニング「グランド キッチン」
■価格:2万5000円(1名)(消費税込み・サービス料別)※各回30名限定
■WEB:https://www.palacehoteltokyo.com/newsroom/latest-news/restaurants-bars/japanese-wine-journey/
■問い合わせ:03-3211-5307 (レストラン予約課)
※予約は2名より、イベント2日前まで。
※満席になり次第、受付終了。
※イベント開催日を含む約1カ月間は、各回で取り上げるワイナリーのグラスワインを提供。
※第3回は10月17日(土)に開催され、「NIKI Hills Winery」の栽培責任者の倉岡佑樹氏が来場し、直接言葉を交わすことができる。

オールデイダイニング「グランド キッチン」

朝食から夜まで、さまざまな時間帯のニーズに応えるオールデイダイニング。フレンチ、洋食、和食の要素を取り入れた幅広いジャンルのメニューを楽しめる。また、数々のコンクールで受賞歴を持つソムリエが在籍し、ワインのラインナップも充実。ナチュラルカラーを基調とした天井高6mの店内には、開放的でライブ感あふれるオープンキッチン。ガラス面から柔らかな日差しが差し込み、温かい雰囲気に包まれている。四季を感じられるテラス席では、緑を臨みながらゆったりとした時間を過ごせる。