モトックスは、世界でも高い評価を得ている日本人醸造家の小山竜宇氏が手掛ける「タカ・ケイ・ワインズ」の取り扱いを開始すると発表した。取り扱いを開始するにあたり、6月15日にモトックス東京オフィスにて、貴社発表会を行った。

タカ・ケイ・ワインズとは

「タカ・ケイ・ワインズ」は、2022年にニュージーランドで創設されたワイナリー。2009年に設立された「コヤマ・ワインズ」の理念を引き継ぎ、ニュージーランドのテロワールを純粋に表現することを目指している。畑ごとの個性を尊重し、土地の特徴を最大限に引き出すため、ブドウ栽培から醸造まで一貫して丁寧なワイン造りを行っている。ワイパラ・ヴァレーを本拠地に据え、セントラル・オタゴのブドウも用いながら、産地の個性を表現したワインを生み出している。繊細さと力強さを兼ね備えたスタイルは国際的に高く評価され、日本人ならではの緻密な感性と世界基準の技術が融合した味わいで注目を集めている。小山氏は北海道でも活動を開始し、「MARO Wines」の麿 直之氏とともに「KOYAMARO(コヤマロ)」プロジェクトを始動させている。

それぞれのテロワールを映し出した4アイテム

左から『アイソレッド・ヒル シャルドネ 2025年』、『ワイパラパ ピノ・ノワール 2024年』、『ベッドフォード・エステイト ピノ・ノワール 2024年』、『バノックバーン ピノ・ノワール 2024年』

ワインのエチケットには「コヤマ・ワインズ」と同様に元資生堂のデザイナー、信藤洋二が手掛けたウロボロスが描かれている。ウロボロスは古代ギリシャ神話の龍(または蛇)で、自分の尾を咥えたシンボルだ。永劫回帰や無限、不老不死など物事が終わりなく循環する象徴としてエチケットに思いを込めている。

『アイソレッド・ヒル シャルドネ 2025年』

品種:シャルドネ100%(樹齢10年)
発酵:フレンチオーク(旧樽228L、35日間)
熟成:フレンチオーク(旧樽228L、10カ月)
瓶熟成:2カ月
畑:粘土質、石灰質土壌
生産量:280本

レモンの皮やローストしたヘーゼルナッツのブーケに、パイナップルを思わせるトロピカルフルーツにニュアンス。シャープな酸と、澱熟成由来のクリーミーな質感が美しく調和。余韻は非常に長く、ほのかな塩味も感じられる。

『ワイパラパ ピノ・ノワール 2024年』

品種:ピノ・ノワール100%(樹齢15年)
発酵:開放型発酵タンク(天然酵母、21日間、マセラシオン10日)
熟成:フレンチオーク(旧樽228L、10カ月)
瓶熟成:12カ月
畑:粘土質の表土、石灰岩の母岩

レッドチェリーやプラムのアロマ、ハーブを思わせる旨味を伴うニュアンスが重なる。重粘土質土壌由来のアーシーな複雑味が口中に広がる。非常に熟したタンニンが長い余韻へと導く。

『ベッドフォード・エステイト ピノ・ノワール 2024年』

品種:ピノ・ノワール100%(樹齢10年)
発酵:開放型発酵タンク(天然酵母、21日間、マセラシオン10日)
熟成:フレンチオーク(旧樽228L、10カ月)
瓶熟成:9カ月
畑:氷河由来の土がちな土壌

フレッシュなレッドチェリーやラズベリー、プラムを思わせる華やかなアロマを持ち、味わいは若々しくドライ。きめ細かなタンニンを有する。繊細でありながら、旨味と複雑味を兼ね備え、ハーブのニュアンスを持つ深みのある味わい。

『バノックバーン ピノ・ノワール 2024年』

品種:ピノ・ノワール100%(樹齢20年)
発酵:開放型発酵タンク(天然酵母、21日間、マセラシオン10日)
熟成:フレンチオーク(旧樽228L、15カ月)
瓶熟成:9カ月
畑:シスト質土壌

ダークチェリーやプラムに加え、タイムのニュアンスが感じられる。セントラル・オタゴ特有の旨味を伴うスパイス感とほのかな薪煙の香りが特徴。非常に華やかなアロマと美しい果実味を持ち、シルキーなタンニンと調和している。