-日本を、いやアジアを代表する大歓楽街、新宿・歌舞伎町。この街の新たなランドマーク「東急歌舞伎町タワー」の上層階を占めるホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel -」は、エネルギッシュな街とは一線を画す静寂とモダンな空間が広がる、都会の隠れ家のようなラグジュアリーホテルだ。

45階にある、3層吹き抜けの開放的なメインバー「Bar Bellustar」。大きな窓の向こうには、東京の街並みがパノラマで広がる。夜の帳が降りれば、きらめく摩天楼が眼下に浮かび、その夜景は圧巻だ。そんな贅沢な空間で、「Bellustar Journey」と銘打ったスペシャルなペアリングイベントを定期的に開催。ジャパニーズウイスキーや日本のクラフトジン、プレミアムシャンパーニュなど、毎回一つの生産者やブランドをテーマに、厳選した日本の食材を使ったコース料理とともに、その魅力を存分に味わえる。

毎年8月には、神宮外苑花火大会に合わせて、シャンパーニュを楽しむ一夜限りの「Bellustar Journey」が開催される。今年は「シャンパーニュ・パルメ」にフォーカス。スタンダード・キュヴェの『ラ・レゼルヴ』、リザーヴワインに原酒を足し続ける「ソレラ」方式で熟成したピノ・ノワールを用いた『ロゼ・ソレラ』、3つのヴィンテージ・リザーブワインにソレラ・システムで熟成したシャルドネをブレンドしたトップ・キュヴェ『アマゾーヌ・ド・パルメ』と、メゾンを代表する3アイテムが供された。『ラ・レゼルヴ』はフリーフローで、たっぷりとその味わいを堪能できた。

『シャンパーニュ・パルメ』

「世界をアッと驚かすシャンパーニュブランドを」。そんな熱い思いを抱くモンターニュ・ド・ランスの7人の若手生産者が集まり、1947年に創業した。200ha以上に及ぶグラン・クリュ、プルミエ・クリュのブドウを使用し、シャンパーニュ造りを行う。スタンダード・キュヴェの『ブリュット・レゼルヴ』でも最低4年、ミレジムは20年以上という長期熟成を貫き、数十年にわたって継ぎ足されるソレラ・システムのワインを採用。パルメが重んじる「時間」という哲学が、すべてのキュヴェに通底する。

料理を手掛けるのは、同じフロアにある「Restaurant Bellustar」で腕を振るう竹末宗弘シェフ。フレンチの手法で、日本各地の厳選食材の魅力を引き出す。

ペアリングのコース料理は、みずみずしい魚介類や味わい深い和牛に、キャビアやトリュフといった高級食材が華を添え、出汁や柚子胡椒、山わさびといった和の趣が、皿の上に美しいコントラストを描き出す。パルメのきめ細やかで柔らかな泡、フレッシュ感を保ちながら熟成がもたらす複雑さや旨味が料理と響き合い、エレガントでドラマチックなマリアージュを奏でた。

シャンパーニュ・パルメ『ラ・レゼルヴ』×「 間八のマリネ
加賀太胡瓜、キャビア、出汁のプラリネ」
カンパチの繊細な旨味に、『ラ・レゼルヴ』のきめ細かな泡と豊かな熟成感を。キャビアの塩味や出汁のニュアンスが、シャンパーニュの複雑味をさらに引き立てる

シャンパーニュ・パルメ『ロゼ・ソレラ』×「 常陸牛
炭火焼、夏野菜のラヴィゴット、山わさび」
炭火で香ばしく焼き上げた常陸牛には『ロゼ・ソレラ』の果実味とさわやかな酸を。夏野菜のラヴィゴットや山わさびの風味がアクセントとなり、肉の旨味を際立たせる

珠玉のペアリングに酔いしれていると、窓の外に次々と大きな花火が上がった。シャンパーニュと花火の、ぜいたくな饗宴。200メートルを超える高層階にあるため、いつもは見上げる花火が眼下に広がるという、貴重な体験ができた。

シャンパーニュをはじめとする各地のお酒と料理を、天空のテーブルで旅するように味わう――。そんな新しいホテル体験を、大都会の中心で。

Bar Bellustar
東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー45階
03-6233-8455
58席
平日17:00~24:00(L.O.23:30)、土・日・祝日13:30~24:00(L.O.23:30)
ドレスコード:スマートカジュアル
厳選した農園のフルーツや野菜、ハーブ、日本のクラフトリカー、世界の美酒などを楽しむメインバー。眺望を生かしたメニューやエンターテインメント性のある演出も特徴だ。

text by Asako NAKATSUMI