歴史上初めてウイスキーとして 「英国王室御用達」を賜り200 年を超える歴史と伝統を持つ『ロイヤル・ブラックラ』。シェリー樽がもたらす複雑な味わいは、ワインにも通じる奥行きを感じさせる。
“The King’s Own Whisky”(王のためのウイスキー)と呼ばれるウイスキーがある。1812年、スコットランド 北ハイランド 地方のコーダー城内に設立された蒸留所で造られるこの酒は、1833年に当時の英国国王ウィリアム4世から、ウイスキーとして初めて「ロイヤル」の称号を賜った、初の英国国王御用達のウイスキー。その名も『ロイヤル・ブラックラ』である。
「キャラメルやヴァニラの甘く香ばしい香りを持ちながら、シェリー 樽由来の複雑な味わい、香り、ニュアンスのいいところを 取り入れて、特別な1本に仕上げている。それがロイヤル・ブラックラの魅力です」
この高貴なるウイスキーを紐解くべく、広島の「The Bar Top Note」オーナーバーテンダーで、ブランドアンバサダーを務める野間真吾氏に話を聞くと、まずこんな言葉が返ってきた。ウイスキーを長い間熟成させた後、シェリーの熟成に使用した樽に入れて特有の風味を付加する。こうしたウイスキーはほかにもあれど、ロイヤル・ブラックラはそのバランスに長けているという。
「シェリーは支配的な味わいがあるのですが、 アメリカンオーク樽の特徴も生かしながら、バランスよく両方の要素を溶け合わせています。12年はオロロソ、18年はパロ・コルタド、21年はオロロソ、パロ・コルタド、ペドロ・ヒメネスの3種類をブレンドし、異なるシェリーの個性をそれぞれの原酒に合わせているのもユニークですね」
野間 真吾氏
Shingo NOMA
広島市出身。18歳よりホテル・飲食店で経験を積み、2013年に 独立。「The Bar Top Note」をはじめ、広島市内で3店舗のオーセンティックバーを展開するほか、フレーバーティー専門店など計5店舗を手掛ける。国内外のカクテルトーナメントで多数受賞。卓越した技術と知識を持つバーテンダーとして知られ、「50 Best Discovery」にも選出されるなど、世界からも注目を集めている
なかでも12年は、完熟した桃を思わせる甘い香りが立ち上がる。その後に、オロロソシェリー由来のアニス、シナモン、クローヴといったスパイシーな香りや、ナッツのようなニュアンスが 現れた。まずはストレートでその 香りを楽しみ、続 いて「少し水を足してみてください」と野間氏。すると、さらに香りが華やかに開き、甘味も感じられる変化が現れた。
「お勧めの飲み方は水割り。また、こうして加水しながら香りが最も開くポイントを探り当てて飲むのも楽しみ方の一つです」シェリーの複雑な個性とウイスキーの豊かな熟成感。その重なりにこそ、ロイヤル・ブラックラならではの魅力がある
左から
『ロイヤル・ブラックラ 18年』 希望小売価格2万4200円(税込)
『ロイヤル・ブラックラ 12年』 希望小売価格9900円(税込)
『ロイヤル・ブラックラ 21年』 希望小売価格4万1800円(税込)
『ロイヤル・ブラックラ』はシェイクスピアの戯曲 『マクベス』と関係が深く、ラベルのクレストにもそれが表現される
記事の続きを、 グラスの中で。
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ロイヤル・ブラックラ 12年
ロイヤル・ブラックラ 18年
ロイヤル・ブラックラ 21年
text by Yusuke HONDA
photographs by Kentaro TAKIOKA
問い合わせ先:バカルディ ジャパン㈱