キリンビール株式会社から、国内において初めて(※1)ビールカテゴリーで糖質ゼロ(※2)を実現した商品として、「一番搾り」ブランドから「キリン一番搾り 糖質ゼロ」を10月6日(火)に新発売する。

※1 ビールで糖質ゼロを実現した国内で初めての商品(Mintel GNPDを用いた同社調べ)
※2 100ml当たり糖質0.5g未満のものに表示可能(食品表示基準による)

「育休中のパパ友との会話」が開発のきっかけに

「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の開発に至るきっかけは、「ビールが好きなんだけど、体型も気になるから、(ビールは)最初の一杯だけ。」というパパ友が言った言葉だと話すのは、技術開発担当のキリンホールディングス株式会社 飲料未来研究所 廣政あい子氏。

育児休業中にお花見をしているときに聞いたその言葉を耳にして、「ビール好きな人がもっと気兼ねなく飲めるおいしいビールをつくりたい」と考えるようになり、復職後に「ビールの原材料だけで、糖質を限りなくゼロにする技術開発に取り組みたい」と社内プレゼンを行った。

プロジェクトがスタートしたのは、5年前の2015年春。
「ビールで糖質ゼロ」を目指すというかつてないこの取り組みは、社内でも極秘プロジェクトとして扱われ、5年間もの間さまざまな角度から「おいしさ」「糖質ゼロ」を両立するビールへのアプローチを重ね、350回に及ぶ試験醸造の結果、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が誕生した。

画像: ◀「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の技術開発を担当したキリンホールディングス株式会社 飲料未来研究所 廣政あい子氏

◀「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の技術開発を担当したキリンホールディングス株式会社 飲料未来研究所 廣政あい子氏

健康志向の高まりを受けて、ビールカテゴリーで初の「糖質ゼロ」を実現

近年では新型コロナウイルス感染拡大によって消費者の健康志向が加速し、同社の糖質オフ・ゼロ系ビール類の販売数量は1~7月で前年比約5%増と伸びている。さらに、2020年10月に迎える酒税改正では、350ml缶1本当たり約7円減税されることで、これまでよりもビールを購入しやすくなる見通しだ。

「ビール」を飲みたくても健康を気にして、発泡酒や新ジャンルの商品を購入していた消費者に対しては、キリンビールのフラッグシップである「一番搾り」ブランドら、「糖質ゼロ」商品が発売されることの意味は大きい。

新たな価値を提供が生まれることで、さらなるビールの楽しみ、魅力が広がることを期待したい。

【商品概要】

「キリン一番搾り 糖質ゼロ」
発売地域:全国
発売日:2020年10月6日(火)
容量・容器:350ml缶、500ml缶
価格:オープン価格
アルコール分: 4%
酒税法上の区分:ビール
販売予定数:約120万ケース(15,000KL)※大びん換算
製造工場:キリンビール取手工場、名古屋工場、岡山工場(3工場)

コンセプト:おいしいところだけを搾った、「一番搾り」の糖質ゼロビール
中味・製法について:雑味のない澄んだ麦のうまみが感じられる、飲みやすく、飲み飽きない味わいを実現
製法のポイント:
「一番搾り製法」
麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁を使う製法で、雑味のない澄んだ麦のうまみを引き出した
「新・糖質カット製法」(新技術)
原材料である麦芽の選定から見直し、キリンビールが培ってきた仕込技術・発酵技術を進化させ、ビールでありながら糖質ゼロを実現
パッケージについて:「一番搾り」ブランドとしての「おいしさ」「品質感」と、「糖質ゼロ」であることが伝わるデザイン

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