2020年9月、イギリスのロンドンで開催された世界最大級のビール審査会「World Beer Awards 2020(ワールド・ビア・アワード 2020、以下WBA) 」の最終結果が発表され、日本から出品された8銘柄が世界最高賞となる「World's Best Style Winner」を獲得した。

世界50か国以上、2,200銘柄からカテゴリーごとに審査

WBAは、英国パラグラフ・パブリッシング社が2007年から年に1度開催するビールの世界的コンペティション。エントリー数は年々増えており、今年は世界50ヶ国から2,200以上の銘柄が寄せられ、各カテゴリーの頂点に立つ9銘柄が決定した。

審査はすべてブラインドテイスティングにて行われ、各カテゴリーの頂点を決める形式。
第1ラウンドは世界大会に向けた各国代表決める予選で、およそ100のスタイルごとに各国のベスト・スタイルとなる「Country Winner」を選出し、世界の強豪と戦う各国代表ビールが決定する。
第2ラウンドでは、各国の「Country Winner」をスタイルごとに審査し「World's Best Style Winner」を決定。最後の第3ラウンドでは、「World's Best Style」同士を9つの大カテゴリー内で審査し、最終的に9カテゴリーごとの「World's Best Beer」が誕生する。

日本勢はこの最高賞である「World's Best Beer」こそ逃したものの、第2ラウンドにおける8カテゴリーで最終審査に進む切符「World's Best Style Winner」を獲得した。

「World's Best Style Winner」に輝いた日本の銘柄

スタイル・部門:World's Best Speciality Rice
ブランド:八ヶ岳ブルワリー(山梨県)
銘柄:ファーストダウン

スタイル:World's Best International Lager
ブランド:八ヶ岳ブルワリー(山梨県)
銘柄:白樺ビート“生”

スタイル:World's Best Lager Bock
ブランド:八ヶ岳ブルワリー(山梨県)
銘柄:プレミアム ロック・ボック

スタイル:World's Best Flavoured Fruit &Vegetable
ブランド:富士桜高原麦酒(山梨県)
銘柄:ゆずヴァイツェン

スタイル:World's Best Flavoured Smoke
ブランド:富士桜高原麦酒(山梨県)
銘柄:ラオホ

スタイル:World's Best Lager Helles/Munchner
ブランド:富士桜高原麦酒(山梨県)
銘柄:へレスラガー

スタイル:World's Best Lager Hoppy Pilsener
ブランド:富士桜高原麦酒(山梨県)
銘柄:インペリアルピルスナー

スタイル:World's Best Porter
ブランド:スワンレイクビール(新潟県)
銘柄:ポーター

この他、八ヶ岳ブルワリーでは「ピルスナー」と「デュンケル」、富士桜高原麦酒では「メルツェン」と「ドラゴンモザイク」が「Country Winner」を獲得している。

さまざまな国際審査会が行われているが、世界的な審査会で選出されることは、日本のビールが世界の強豪と闘える高品質なレベルである証でもある。WBA2020受賞ビールのほとんどは各社のオンラインストアでも購入できるため(一部期間限定により販売終了あり)、ぜひ世界トップレベルのビールを味わってみてほしい。

【World Beer Awards 2020 ウェブサイト(英語版のみ)】

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