都内でブルーパブ「ビール工房」を運営する株式会社麦酒企画と、川崎市のいちご農園「武笠農園 いちごハウス」が共同し、いちご狩りが中止になったことで余ったいちごを使ったビールを醸造するプロジェクトをクラウドファンディングサイトのCAMPFIREで実施している。
コロナで苦しむ両者がタッグを組んだプロジェクト
このプロジェクトは、都内の緊急事態宣言や営業自粛要請を受け、売上が大幅減少している「ビール工房」と、毎年予約が取れないほど人気のいちご農園「武笠農園 いちごハウス」の余剰在庫解消と、両者の資金調達のために立ち上げたもの。
※以下、プレスリリースより引用
「ビール工房」について
クラフトビール大国アメリカには「ビールに旅をさせるな」という格言があります。「美味しいビールを飲みたければ、醸造所に足を運ぶべきだ」という意味です。当社創業者の能村が、数々のビアパブや醸造所のビールを飲み比べ、この格言を2010年に高円寺で具現化したのがビール工房の始まりです。以来、醸造所併設レストラン(=ブリューパブ)ビール工房は「街のビール屋さん」としての一歩を踏み出し、現在、東京都と埼玉県で計8店舗展開しています。
「武笠農園 いちごハウス」様について
神奈川県川崎市溝の口にある大人気いちご農園。各界著名人にもファンが多く、いちご狩りは毎年予約が取れないほど。Twitter:武笠農園いちごハウス
かつて「ビール工房」では「武笠農園」のいちごを使ったビールを醸造したことがあるものの、100Lと醸造量が少なかったために即時完売。今回は、いちご狩りの中止によって品質の良い「紅ほっぺ」が大量に使えるため、いちごを贅沢に使ったスペシャルビールを醸造することになったという。
「ビール工房」に在籍する20名の醸造家とディスカッションした結果、スタイルは紅ほっぺの上品な酸味が活かせる「セゾン」に決定。
リターンとしてビールセットや同社のオリジナルグッズ、人気パティスリー「との限定コラボで誕生したいちごのコンフィチュールつきのコース、ビール醸造体験といちご狩りがセットで楽しめるコースなど、さまざまな支援コースを用意している。プロジェクトで集まった資金の使い道は、リターンの経費を除いて2社の事業資金に充てられる。
コロナ影響下でさまざまな企業が事業継続に頭を抱えているが、ビール×農の異業種コラボで苦境を乗り越え、笑顔を届けたいという想いが込められた同プロジェクト。醸造家の育成やブルーパブ開業支援も行う同社では、約40Lからビールを仕込める「ZERO LABO」を東京都中野区にOPENし、さまざまなコラボも受け付けている。
【会社概要】
会社名:株式会社柴田屋ホールディングス
所在地:東京都中野区中央5-3-11-2F
代表者:柴 泰宏
電話:03-3382-3666
HP:https://www.shibataya.co.jp/
クラウドファンディングページ:https://camp-fire.jp/projects/view/248624?utm_source=lineat_pj&utm_medium=social&utm_campaign=248624