神奈川県厚木市のブルワリー、サンクトガーレンが2021年11月18日(木)に長期熟成ビールのバーレイワイン「el Diablo 2021(エル ディアブロ2021)」と、ウィートワイン「Un angel 2021(ウン アンヘル2021)」の2種類を発売する。300mlのボトルが税込1,100円、各6000本の数量限定発売だ。

熟成するほど価値が上がる、ハイアルコールな "麦のワイン "

今年も新作のワインを祝うボジョレー・ヌーボー解禁日と同日に発売するこの「麦のワイン」は、ビールならではのボジョレー解禁日の楽しみ方をと考えられた季節の定番商品。

19世紀イギリス発祥とされるバーレイワイン(大麦のワイン)は、寒冷地でブドウ栽培ができなかったイギリスがフランスワインの人気に対抗して造られたビールといわれている。ワインのようにハイアルコールで、年単位での熟成が可能な長期熟成タイプのビールだ。最初に大麦ワインが登場し、1980年代のアメリカで小麦麦芽を主原料としたウィートワイン(小麦のワイン)が誕生。

サンクトガーレンでは2006年にバーレイワインを発売し、2012年からウィートワインを追加して毎年2種類の「麦のワイン」を同時発売している。コロナパンデミックに入る前までは、毎年20店近くのビアバーで解禁イベントが行われ、楽しみしているファンも多い商品だ。

画像: 麦のワイン2種類と通常商品の成分比較表。「通常ビール」はサンクトガーレンの「ゴールデンエール」のデータ(サンクトガーレンHPより)

麦のワイン2種類と通常商品の成分比較表。「通常ビール」はサンクトガーレンの「ゴールデンエール」のデータ(サンクトガーレンHPより)

麦のワイン2種類に使われる材料は通常商品と同じだが、大きな違いは使用量と熟成時間。
通常商品とは比べ物にならない膨大な量を使用して、アルコール度数を高めている。麦芽は通常の約3倍、ホップについてはウィートワインで2.5倍、バーレイワインではなんと約7倍もの量を使い、通常の6倍以上の時間を費やして熟成させることで、華やかな香りと重厚で複雑な風味を実現しているのだ。長時間タンクを占領し、コストもかかるため、日本の小規模醸造所クラスでは数えるほどしか造られていないのがバーレイワインだ。

リリース時点で十分熟成しているためすぐに飲むこともできるが、瓶内に生きた酵母と糖分を添加しているため、時間を重ねるほどに発酵が進む。購入後にしばらく寝かせることで香りも味わいも深みを増していくのがバーレイワインの特徴。年単位での熟成の違いを楽しむことができるのが醍醐味だ。

できたてのフレッシュなビールもおいしいが、それとは逆にエイジングさせることで価値が増すのが麦のワイン。年度違いを飲み比べしてみたり、とっておきの記念日に備えて寝かしたり、さまざまな楽しみ方で麦のワインを楽しんでほしい。

【「麦のワイン」商品概要】
商品名:el Diablo 2021(エル ディアブロ 2021)
スタイル: Barley Wine バーレイワイン(大麦のワイン)
主原料:大麦麦芽
容量:300m
アルコール度数:10%
希望小売価格:1,100 円(税込)

商品名:Un angel 2021(ウン アンヘル 2021)
スタイル:Wheat Wine ウィートワイン(小麦のワイン)
主原料:小麦麦芽
容量:300ml
アルコール度数:10%
希望小売価格:1,100 円(税込)

販売場所:直営ネットショップ、東武百貨店 池袋店、横浜髙島屋、そごう大宮店、近鉄百貨店上本町店、他サンクトガーレン取扱店

This article is a sponsored article by
''.