長引く新型コロナウイルス禍で、2021年のビールイベントも次々と中止が決まる中で、山梨県内のクラフトビールメーカー4社がタッグを組んだコラボビールが実現。2021年10月18日(月)から一般発売されることがわかった。
コラボした山梨の有志ブルワリーは、富士桜高原麦酒(富士河口湖町)、八ヶ岳ビブルワリータッチダウン(北杜市)、Outsider Brewing(甲府市)、Far Yeast Brewing(小菅村)の4社。リリースするビール「Yamanashi Collaboration Beer」は、山梨を代表する果物であるぶどうと桃を使った2種類。「YCB マスカットベーリーAヴァイツェン」と「YCB ピーチサワーIPA」だ。
2度と飲めないかも!? 「地ビールフェスト甲府」を4社で再現
今回の「Yamanashi Collaboration Beer」は、昨年に全国のビアフェスが中止となっていく中でブルワー達の呼びかけから発足したプロジェクト。
県外からも大勢のビールファンが集い、年々規模が拡大して盛り上がりを見せていた「地ビールフェスト甲府」がコロナ禍で2020年、2021年と2年連続で中止となったことで、悔しい思いを抱えていたのが山梨県内のブルワー。中でも2012年から甲府駅前で開催されていた「地ビールフェスト甲府」は、地元開催ということもあり、ブルワーが直接ビールファンとふれあえる接点であり、同時に年間売上のそれなりをシェアを占める大事な販売機会だったという。
リアルなイベントがなくなったことで、山梨に訪れる機会も減ったことから、自宅でもイベントの雰囲気を味わえて、山梨の魅力を感じられるビールを届けたいという思いで「Yamanashi Collaboration Beer」が立ち上がった。
「Yamanashi Collaboration Beer」で醸造したのは、フルーツ王国山梨を代表する果物であるぶどうと桃を使った2種類。フルーティな香りと葡萄の爽やかな酸味が楽しめる「YCB マスカットベーリーAヴァイツェン」と、桃の甘味を控えてすっきりとした酸味が味わえる「YCB ピーチサワーIPA」だ。醸造スタイルの異なる4社がそれぞれ得意とする技術を持ち寄り、素材を最大限に 活かすレシピを構築している。
「YCB マスカットベーリーAヴァイツェン」商品概要
販売開始日:2021年10月18日(月)
価格:オープン価格
原材料:マスカットベーリーA(国産)、麦芽、ホップ
スタイル: ヴァイツェン
アルコール度数:5.0%
品目:発泡酒(麦芽使用率50%以下25%以上)
醸造所:OUTSIDER BREWING
仕様:330ml瓶
「YCB ピーチサワーIPA」商品概要
販売開始日:2021年10月18日(月)
価格:オープン価格
原材料:桃(国産)、麦芽、糖類、ホップ
スタイル: サワーIPA
アルコール度数:6.0%
品目:発泡酒(麦芽使用率25%以下)
醸造所:Outsider Brewing
仕様:330ml瓶
otomoni(オトモニ)でYCB+4社おすすめビールセットの予約販売受付中
「Yamanashi Collaboration Beer」は10月18日から一般発売開始予定だが、それに先立ち、ビールのサブスクリプションサービス「omotoni(オトモニ)」ではYCB2本に4社おすすめのビールがセットになった特別セットの予約販売を受付中だ。こちらは10月3日(日)の受付締切で発送は10月14日(木)予定。
【お届け内容】
YCB マスカットベーリーAヴァイツェン
YCB ピーチサワーIPA
OUTSIDER BREWING:Bouquet Belgian Wit
Far Yeast Brewing:Far Yeast Passion Haze
富士桜高原麦酒:がんばだ!NE WEIZEN
八ヶ岳ブルワリータッチダウン:白樺ビート
また、10月18日(月)より「BEER ON TAP」と山梨県内の酒販店で一般発売もスタートする(販売店については各社ホームページ・SNSで確認を)
もう2度と飲めないかもしれない夢のコラボビール、「Yamanashi Collaboration Beer」で、山梨の秋の実り、ビールの秋を体感しよう!