今春、コエドブルワリーから登場するビールを2本ご紹介しよう。1本目は、400年続く埼玉県寄居町の蜜柑を使用したベルジャンウィート「黄華爛漫-Ouka Ranman-」(3月25日発売。COEDO ONLINESHOPではすでに予約受付が開始されている)
埼玉県寄居町の蜜柑は、天正年間に小田原から移植されたのが始まりとされており、400年以上の歴史を誇り、みかん狩りの季節になると県外からも多くのファンが寄居を訪れるほど、北関東でのみかんの産地として人気を博している。
そんな柑橘と小麦麦芽、コリアンダーシード、ベルジャンイーストを原材料にレシピを組み、酸味とフルーティーさ、ハーバルな風味に仕上げられている。
2本目は、昨年初リリースとなり好評だった「春颯-Haruhayate-」(インディアペールエール)が新しいレシピになって登場。香り豊かなオーストラリア産ホップギャラクシーのみを贅沢に使用し、春に吹く強い風のようにホップのフルーティーなフレーバーが口いっぱいに心地よく吹き抜け、程よいボディとクリーンな苦味で飲みごたえのあるシングルホップIPAに仕上げたとのこと。
「はるはやて」は通常「春疾風」と書くが、同ブルワリーの資料によると「フランスの詩人ポール・ヴァレリーの一説から、或いは堀辰雄の「風立ちぬ」より着想を得て、はやてを「風」に「立つ」の「颯」として「春颯」という造語にしました。皆様の健やかな毎日をお祈りし、このビールをおくります」とのこと。うららかな陽ざしのもと、お楽しみいただきたい。発売は3月29日。こちらも、黄華爛漫-OukaRanman-」同様、COEDO ONLINE SHOPにて予約がスタートしている。
また、同ブルワリーでは現在「UKRAINE YELL PROJECT 」を開催している。これは、COEDO ONLINE SHOP 公式通販サイトにて対象商品を購入すると、商品代金の30%が赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に寄付されるというもの(自分で寄付金を設定できる専用ページもあり)。集められた救援金は、ウクライナでの人道危機対応及びウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における救援活動を支援するために使用される。
コエドブルワリーCEO 朝霧重治さんからのメッセージ
ウクライナ・キエフのVarvarBrewのSvitankova Lanaさんは、ラトヴィアはリガのビアバー「Beer Fox」で開催された、COEDOタップテイクオーバーで出会い、偶然訪日のスケジュールのタイミングが合ったことで、コエドビール祭りにも来ていただいた方です。Lanaさん達は、互いに対する思いやりにあふれているクラフトビールのコミュニティの力を信じて、助けを求める声を集めるためのチャリティ・ファンドレイズ「Drinkers For Ukraine」を立ち上げました。詳しくは下記URLをご覧いただき(Lanaさんからのメッセージに和訳をお付けしました)、可能な方はどうぞご参加、または拡散「#DrinkersForUkraine」のご協力をお願いします。
COEDOでは、日本という物理的な距離と時間的制約から、「Drinkers For Ukraine」と完全に一致する行動をとることはできませんが、ウクライナの人々に寄付を行う「Ukraine Yell Project」を実施することといたしました。個人としても、個々の企業としても、私達はこの戦争に対しあまりにも力なく無力ではありますが、諦めず戦争の即時終結を求めます。
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