茶葉の輸入・卸販売を手がけるTokyo Tea Tradingから、台湾のブルワリー「啤酒頭醸造―TaiwanHead Brewers Brewing Company(以下Taiwan Head Brewers)」のクラフトビールが11月1日(水)より順次お目見えする。
季節ごとの情景をモチーフにした「二十四節氣ビール」全24本から厳選された9本が、TokyoTea Trading公式オンラインショップや酒販店、スーパーマーケットなどで販売される。
「クラフトビールを台湾に普及させたい」という思いから生まれたビール
2015年の設立以来、地元産の原料を使ったユニークなビール造りを続けるTaiwan Head Brewers。「二十四節氣ビール」は、各節気ごとの風景をイメージして醸造されたビールで、同社の代表的商品だ。
24本それぞれに台湾の名産品が使用されており、なかでも特徴的なのは東方美人茶などの台湾茶を使用したもの。共同創設者兼醸造家のレオ・イエさんいわく、お茶を採用した理由は、まだクラフトビール文化が根付いていなかった開発当時の台湾にクラフトビールを普及させるため、地元の人に馴染み深い伝統食材を使ってみようと考えたからだと話す。
しかし、ビールの味を壊さず台湾茶の華やかな香りが立つよう仕上げることは簡単ではなく、醸造手法を見出すまでに2〜3年を要したそうだ。
その甲斐があり、出来上がったビールは台湾の人たちから受け入れられ、その後は世界各国のビールの国際大会において数多くの賞を受賞するまでにいたった。