毎年11月の第3木曜日といえば、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。今年は11月16日にワインの販売店やレストランなどで、お待ちかねのワインの新酒が販売開始した。

そして、この日サンクトガーレンからも、毎年恒例となっている麦のワインが登場。麦のワインは毎年ボジョレー・ヌーヴォーと同時に解禁されるビールで、今年は大麦のワイン「el Diablo 2023」と小麦のワイン「Un angel 2023」が各6,000本限定で販売中だ。

高アルコールで濃厚な味わいの2種類のビール

サンクトガーレンの麦のワインは、シャンパンと同じ瓶内2次発酵製法で造られている

麦のワインとはその名の通り、アルコール度数が高くて長期熟成が可能な、ワインのような楽しみ方ができるビールである。麦芽、ホップ、水、ビール酵母といった通常のビールと同じ原材料で造られており、大麦麦芽を主原料としたバーレイワインと小麦麦芽を主原料にしたウィートワインの2種類がある。

サンクトガーレンでは、2006年からバーレイワインを、2012年からはウィートワインを毎年発売。膨大な量の原料を使うことで、高アルコール度数かつ濃厚な味わいのビールに。

例えば、麦芽は通常のビールの約3倍。さらに麦汁の濃度の高い部分だけを使用しているため、麦の旨味が凝縮され、蜜のようにとろりとした口当たりに。

画像: ウィートワインの主原料である小麦麦芽は大麦麦芽よりもタンパク質が多いため、より とろみを感じられるそうだ

ウィートワインの主原料である小麦麦芽は大麦麦芽よりもタンパク質が多いため、より とろみを感じられるそうだ

またホップは、ウィートワインは約2.5倍、バーレイワインは約7倍の量を使用しているため、華やかな香りとともに重厚な苦味を堪能できるとのこと。

画像: ホップもふんだんに使用

ホップもふんだんに使用

そして、熟成期間は通常の6倍以上。手元に届いてからすぐに飲んでもブランデーを思わせる熟成感が感じられるが、購入後にさらに熟成させることで香りも味わいも深みを増し、複雑味を帯びてくるそうだ。

画像: 熟成期間中はタンクを占領するため、多大なコストがかかる。そのため、日本で麦のワインを造っているメーカーは少ないそうだ

熟成期間中はタンクを占領するため、多大なコストがかかる。そのため、日本で麦のワインを造っているメーカーは少ないそうだ

麦のワインは古いほど価値が高いとされており、熟成させるとドライフルーツやカラメルが複雑に絡み合ったような甘味が強く出てくるそう。賞味期限は5年なので、1年後、2年後、3年後……、と毎年味わってみるのも楽しそうだ。

el Diablo 2023/エル ディアブロ2023(悪魔)。スタイル:Barley Wine/バーレイワイン(大麦のワイン)、主原料:大麦麦芽、ボトル内容量:300ml、アルコール度数:10%、希望小売価格:1,100円(税込)

Un angel 2023/ウン アンヘル2023(天使)。スタイル:Wheat Wine/ウィートワイン(小麦のワイン)、主原料:小麦麦芽、ボトル内容量:300ml、アルコール度数:10%、希望小売価格:1,100円(税込)

ボトル販売場所
サンクトガーレンのオンラインショップ、京王百貨店 新宿店、東武百貨店 池袋店、東急百貨店 吉祥寺店、横浜髙島屋、京急百貨店、ながの東急百貨店ほか。
※百貨店はお酒売場での販売です。
※各店の入荷分には限りがありますので、完売の際はご了承下さい。

直営タップルームで飲み比べをしてみよう

画像: 4種類の麦のワインをすべて試すのなら、「選べる4種飲み比べ1,540円(税込)」がおすすめ。※ハイアルコールにつきグラス半量程度でのご提供となります。

4種類の麦のワインをすべて試すのなら、「選べる4種飲み比べ1,540円(税込)」がおすすめ。※ハイアルコールにつきグラス半量程度でのご提供となります。

本厚木駅北口すぐのサンクトガーレン直営タップルームでは、麦のワイン2022と2023を味わうことができる。一品ずつ注文できるほか、グラス半量(約150ml)ずつの飲み比べセットもあるので、味の違いをぜひお試しいただきたい。

画像: サンクトガーレンのタップルームは神奈川県央エリア最多となる20タップを備えており、最大20種類のサンクトガーレンのビールが楽しめる

サンクトガーレンのタップルームは神奈川県央エリア最多となる20タップを備えており、最大20種類のサンクトガーレンのビールが楽しめる

サンクトガーレン タップルーム
所在地 神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階(本厚木駅北口すぐ)
電話番号 046-230-7017
営業時間 月12:00~22:00/火~金12:00~23:00/土11:00~23:00/日11:00~22:00
※ラストオーダー フード1時間前、ビール30分前
https://www.sanktgallenbrewery.com/taproom/
Instagram https://www.instagram.com/sanktgallen_taproom/

下記のビールが樽生で味わえます(※)。
・2022年製造の1年熟成バーレイワイン(大麦のワイン)
・2023年製造のバーレイワイン
・2022年製造の1年熟成ウィートワイン(小麦のワイン)
・2023年製造のウィートワイン
※2023年11月16日より在庫が無くなるまでの提供となります。

画像: 「ビールファンならボジョレー解禁日は麦のワインで」が徐々に定着しつつある

「ビールファンならボジョレー解禁日は麦のワインで」が徐々に定着しつつある

これから家族や仲間たちと集まる機会が増えるこの時期。みんなでシェアして飲むもよし、手土産として贈るもよし。もちろん、多めに購入して熟成させておくのもいいだろう。手間と時間をかけて生まれた特別なビールを、ぜひご堪能いただきたい。

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