廃棄予定の食品を生かしたクラフトビールの開発・販売を行う「Beer the First」から、日本航空(JAL)の空港ラウンジの余剰米を活用したラガービール「Japan Arigato Lager」が3月1日(金)より発売される。

フルーティーな香りのラガービール

消費期限を迎える災害備蓄品や商品開発・製造時に発生した廃棄食品などをアップサイクルし、さまざまなクラフトビールを開発してきたBeer the Firstから、今回発売される新商品は成田空港JAL国際線ラウンジで余ったご飯を活用したもの。

空港ラウンジでは利用客の満足度を下げないよう常にご飯を絶やさないようにしているため、どうしても余剰が発生してしまうという。

そこで同社はこの破棄されるご飯に着目し、糖化工程の副原料にこのご飯を使ったCold IPAを開発。フードロスの削減により、JALのサステイナブル活動に貢献する。

画像: 同社代表取締役の坂本さんによると、Japan Arigato Lagerは揚げ物やしっかりと味付けされた料理と合わせるのがおすすめとのこと

同社代表取締役の坂本さんによると、Japan Arigato Lagerは揚げ物やしっかりと味付けされた料理と合わせるのがおすすめとのこと

商品名のJapan Arigato Lagerは、日本文化の「いただきます」や「米粒を残さない」といった食に対する敬意を「ありがとう」で表現したものだそう。

ドライでキレがある味わいに仕上げられており、グレープフルーツのような柑橘の香りとほのかな苦みが爽やかで飲みやすい。

JALの新規事業によりサステイナブルビール造りがスタート

画像: 2月21日にJAL innovation LabでJAL Wingman Projectのお披露目会が開催。左から、日本航空事業開発室JAL innovation Labゼネラルマネジャー藪本祐介さん、日本航空事業開発室JAL innovation Labアシスタントマネージャー岡田千咲さん、Beer the First代表取締役坂本錦一さん

2月21日にJAL innovation LabでJAL Wingman Projectのお披露目会が開催。左から、日本航空事業開発室JAL innovation Labゼネラルマネジャー藪本祐介さん、日本航空事業開発室JAL innovation Labアシスタントマネージャー岡田千咲さん、Beer the First代表取締役坂本錦一さん

この商品開発のきっかけとなったのは、2023年にJALが開催したビジネスコンテスト「JAL Wingman Project」で同社が最優秀賞に選出されたこと。

JALWingman Projectは、JALが掲げる2021-2025年度中期経営計画の達成のための取り組みの一つで、非航空事業においてスタートアップ企業と共に事業創出を行うプロジェクトだ。

共創相手の選出を行うコンテストの第1回目最優秀賞入賞者となった同社は、昨年10月よりJALとのビール開発を開始した。

画像: Japan Arigato Lager、ビアスタイル:Cold APA、アルコール分:5%、内容量:350ml缶

Japan Arigato Lager、ビアスタイル:Cold APA、アルコール分:5%、内容量:350ml缶

パッケージのデザインは当初8種類候補があったそうだが、最終的に採用されたのは写真の2種類。稲や飛行機、スーツケースのほか、握手や「いただきます」の様子を描いたイラストによって「ありがとう」が表現されている。

商品はJAL PLAZA(羽田空港)やJAL Mallなどで販売されるほか、成田空港JALファーストクラスラウンジ内JAL’s SALON(※)で提供。また国内の飲食店やスーパー、ECサイト、イベントなどでも販売される予定だ。

自宅で食事と一緒に味わったり、旅のお共にしたり、「ありがとう」の気持ちを込めて大切な人にプレゼントしてみてはいかがだろうか。

※2024年3月5日(火)から提供開始。なくなり次第提供終了となります。

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