賑やかな三味線と歌声にひかれて、地下の広場に足を踏み入れたら、そこはもう日本を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」の会場のような熱気に包まれていた――。

 青森県三沢市の青い森鉄道三沢駅から徒歩10分(無料送迎バスあり)に位置する「星野リゾート 青森屋」は、“のれそれ青森~ひとものがたり~”をコンセプトとした青森の文化を満喫できる宿だ。“のれそれ”は、青森の方言で“目一杯”の意味だそう。

 この言葉が表すように、約22万坪の広大な敷地内には、池をぐるりと囲むようにこの地域独特の古民家「南部曲屋」や伝統文化の「あおもり藍」を基調としたテラス、伝統工芸品「八幡馬」を照明デザインに取り入れたラウンジが配され、まるで“青森文化のテーマパーク”のような気分で滞在を楽しむことができる。

画像: 青森を満喫できる宿「星野リゾート 青森屋」

 冒頭の熱気は「じゃわめぐショー」。青森ねぶた囃子や民謡、津軽三味線、青森屋ならではのアレンジを加えたスコップ三味線のショーが、毎日観覧無料で催されている。勇壮な武者絵の山車などが展示され、昭和レトロな雰囲気の「じゃわめぐ広場」では、浴衣姿で寛いだ様子のお客さんたちが拍手や掛け声で盛り上がっていた。

 じゃわめぐ広場の隣の「ヨッテマレ酒場」では、なんと、深夜0時まで青森の郷土料理や珍味、地酒が楽しめる。下北半島にある本州最北端のワイナリー「サンマモルワイナリー」のワインも味わえるのが嬉しい。旅先での解放感と酔いに気持ちよく身をまかせ、青森の夜は更けていった。

 落ちつきのある和のしつらえの客室で、ぐっすりと眠って目覚めた朝。青森ヒバを天井や壁、浴槽にふんだんに使った大浴場「ひば湯」に浸かる。木の肌触りと清々しい香りで、体のすみずみまで気持ちよく覚醒した。

 朝ごはんは、バイキングレストラン「のれそれ食堂」で。白い割烹着に身を包んだかっちゃ(お母さん)が、炊き立てのごはんを丼にどーんとよそってくれる。こんなに食べられるかな…と心配したが、南蛮味噌やごぼう漬け、イカの塩辛、野菜や山菜をたっぷりと使った「けの汁」など、地元のごはんのお伴と一緒にペロリと食べてしまった。

 毎月、四季折々のイベントや催しものが企画されてる「星野リゾート 青森屋」。季節を変えて何度でも訪れてみたい宿だ。

「星野リゾート 青森屋」
〒033-8688 青森県三沢市古間木山56
TEL.0570-073-022

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