六本木の会員制高級クラブ「Le CLUB de TOKYO」にて、パスカル・マーティ氏来日記念!テイスティングパーティーが開催された。

 「ヴィニャ・マーティ」のオーナー兼醸造責任者でもあるパスカル・マーティ氏は、ボルドーの1級シャトー「ムートン・ロートシルト」カリフォルニア「オーパス・ワン」、チリ「アルマヴィーヴァ」などを手掛けてきたカリスマ醸造家だ。

 当日はトップキュヴェ『クロ・デ・ファ』をはじめ、ヴィニャ・マーティの上級キュベ5ラインが供された。

 ウェルカムで配られたのは、白ワイン「ラヴ」。「ラヴは情熱のワインです。今日のような暑い日にぴったりの味わいです。シャルドネは柔らかさや丸みを、ソーヴィニヨン・ブランはフレッシュさや複雑さを出します」とマーティ氏。

 続いて供されたのは『コラゾン・デル・インデオ』だ。「コレはワインではありません、愛の物語です」とワインにまつわるロマンティックなストーリーを語る。

 ヴィニャ・マーティのセラーからアンデス山脈を見上げると、稜線がちょうど人が仰向けで寝ているようなシルエットを描く。その胸元の位置にはハート型の大岩があり、現地の人々はこの岩を「コラゾン・デル・インデオ(インディオの心臓)」と呼ぶという。この岩には、現地のインディオに伝わる美しい伝説があるのだ。

 ワインは次々と注がれる。希少なセカンドラベル『カラク』は生産量も少なく、年によっては生産されないこともあり、ファーストより先に売り切れる年もあるのだとか。モノセパージュでカベルネ・ソーヴィニヨン。メルロ、シラーと造る『セール』からは、この日メルロが供された。そして最後にトップキュヴェ『クロ・デ・ファ』が登場。

 ゲストとして登場したワイン漫画『神の雫』の原作者である亜樹直氏(姉の樹林ゆう子さんと弟の伸氏)が、「コミックで『クロ・デ・ファ2007年』を紹介したことがあります。その時『黒髪のセクシーな女性を思わせるアロマ』と表現しました。口に含むとスケールの大きい女性を思わせる……メルロ由来の艶めかしさがあります」と伸氏がコメント。

 このコメントを受けマーティ氏が「おっしゃるとおり!ぴったりな表現です。なぜなら、このワインは元妻からインスパイアを受けて造りました。彼女は長い黒髪で情熱的な女性でした」と笑顔。

 ゆう子さんが「奥さまをイメージして造ったワインだったんですね。女性に例えるのは合ってたのですね」とほほ笑んだ。

画像: パスカル・マーティ氏来日記念!テイスティングパーティーを開催。限定『島耕作ラベル』も発表

 当日は今年35周年を迎えた「島耕作シリーズ」の作家弘兼憲史氏も来場。島耕作シリーズとワインショップソムリエとの特別コラボレーション企画として、ヴィニャ・マーティの『島耕作限定ラベルワイン』の発売が発表された。

 役職ごとにアイテムが変わり「会長ラベル」には最上級キュベの『クロ・デ・ファ』、「社長ラベル」には『セール・メルロ』、「専務ラベル」には『カラク』。そして、永遠の恋人「大町久美子ラベル」は『コラゾン・デル・インディオ』だ。

 弘兼氏はボルドータイプのしっかりしたフルボディのワインが好きだそう。ボルドーのサンテミリオンで造る『シュヴァル・ブラン』などが好みという。

 『ワイン王国106号』(8月4日発売)では、マーティ氏のワイン造りに対する情熱を語ったインタビューを2ページにわたって掲載! 巻頭の「アペリティフ」コーナーでは、弘兼氏のワインにまつわるエピソードを聞きました。

「島耕作ラベルワイン」はワインショップソムリエで限定販売中!

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