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チリを代表する「エラスリス」の当主、デュアルド・チャドウィック氏が来日し、ゲストスピーカーに石田博氏を招きアイコンシリーズの『ドン・マキシミアーノ』『カイ』『ラ・クンブレ』、プレステージュ『セーニャ』『ヴィニエ・ド・チャドウィック』の最新ヴィンテージ2017年とバックヴィンテージを試飲するセミナーを開催した。

画像: エラスリスの2017年ヴィンテージをテイスティング

チャドウィック氏は、チリワインが盛り上がりをみせてきた1983年に父の経営するワイナリー「エラスリス」に入社。チリワインの品質向上を目指し、ボルドーにわたり、トップシャトーで経験を積んだ。その後チリに戻ってアコンカグア・ヴァレーのマックス、コスタという畑を購入。フランスで学んだことを生かし、テロワールに適した品種を植える。父の偉大な功績に意を敬したカベルネ・ソーヴィニヨンの『ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ』、チリのアイコン的品種カルメネールを使用した『カイ』やシラーの『ラ・クンブレ』などをラインナップする。

その後、ロバート・モンダヴィ氏の出会いにより、ジョイント・ベンチャー「セーニャ」を設立。のカベルネ・ソーヴィニヨンワイン業界にこの実力を知らしめたのは2004年に開催された「ベルリン・テイスティング」でのこと。『ヴィニエ・ド・チャドウィック 2000年』と『セーニャ 2001年』がボルドー、メドック格付け1級とスーパー・タスカンのワインを抑えて1位と2位に選ばれた。

画像: エデュアルド・チャドウィック氏

エデュアルド・チャドウィック氏

アコンカグア・ヴァレーの2017年ヴィンテージは、ブドウの生育期間に気温が高く収穫は例年より早めに行われた。そのワインは凝縮しており、力強く引き締まったタンニンと、フレッシュな果実が調和しているという。石田博氏による各ワインのコメントは次の通り。

『ラ・クンブレ 2017年』

フレッシュで緻密な香り。ブラックベリー、スミレやミネラル感を感じる。滑らかでジューシー。シラーの特徴がよく出ている。「アプローチャブルで受け入れやすいワイン」(石田氏)

『カイ 2017年』

ピュアでフラワリー。柔らかなフルーツの香り。タンニンは豊富だがソフトでフルーツ香との調和がとれている。

『ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーヴ2017年』

香りが抑制しあい、フレームの内にきれいに収まるよう。タンニンが豊かで余韻にかけてドライな印象。「まさにブレンドの妙を実感できる」(石田氏)

『セーニャ 2017年』

ボルドーブレンド。緊張感があり、シリアス。酸がもたらす凛とした味わいがある。「冷涼な気候で造られるのでフェミニンなワインです」(石田氏)

『ヴィニエド・チャドウィック 2017年』

ベリーの印象が特徴的で酸に透明感がある。カベルネ・ソーヴィニヨンがもたらすエレガンスがあり、ストラクチャーもしっかりある。

画像: 2017年ヴィンテージのほか、貴重なバックヴィンテージも試飲した

2017年ヴィンテージのほか、貴重なバックヴィンテージも試飲した

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