目の前に桜島を望む絶景、地下1000メートルから湧く温泉、そして黒牛や黒豚などの豊かな食を、非日常を感じさせる贅沢な空間で楽しめる「SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)」。ワインも充実、鹿児島ならではのクラフトビールも。その魅力を徹底ルポ!
レストランごとにソムリエ
厳選ワインをサービス
旅の楽しみといえば「食」。ホテル内には和洋中11ものレストランがあり、鹿児島が誇る四季折々の海の幸、山の幸が堪能できる。ホテル全体としてワインのサービスに力を入れており、それぞれのレストランにソムリエが常駐、料理に合わせたワインを提供。薩摩藩士として渡米し、その後カリフォルニアで「ワイン王」と称された長澤鼎をオマージュしたワインバー「ザ セラーN バロン・ナガサワ」、黒牛、黒豚、黒さつま鶏など鹿児島の豊かな食材と珠玉のワインのマリアージュが楽しめる「フランス料理 ル シエル」など、さまざまな場所で料理とワインが楽しめる。
ホテルメイドのオリジナル商品も充実。高級食パン「謹製城山」や、「知覧茶ジャム」「安納芋ジャム」といったミルクジャムなどが人気だが、ワイン好きなら『モン・シャトー』を。鹿児島の焼酎メーカーである本坊酒造が山梨県で運営する「マルス穂坂ワイナリー」の醸造責任者とホテルのソムリエが試飲、ブレンドを繰り返して生まれたオリジナルワイン。ふくらみのある味わいと華やかな果実味が溢れる赤と、果実のやさしい甘さとさわやかな酸味が楽しめる白の2種をそろえる。
豊かな食材を使い
鹿児島ならではのクラフトビールを
ホテル内にある「城山ブルワリー」では、鹿児島の恵みを生かしたクラフトビールを醸造。ホテル内のレストランで楽しめる。例えば、一番人気の「ベルギーホワイト」には桜島名産の「桜島小みかん」を使いさわやかな柑橘類の香りが、黒ビールの「スタウト」には奄美大島の黒糖を使用、香ばしい風味と黒糖ならではのコクのある味わいが広がる。
「桜島の小みかんをはじめ多彩な柑橘類などの果実、串木野産のレモングラスや徳之島の長命草などハーブや野草といった素材を使い、鹿児島の味わい深い料理に合う、鹿児島ならではのビール作りに取り組んでいます」と醸造長の倉掛智之氏。常時6種類をラインナップ。そのうち1アイテムは月替わりで季節の食材を使った限定ビールを仕込み、観光客や常連客から人気を博している。
桜島と眼下の鹿児島市街が望める「絶景展望露天温泉」も自慢。温泉に癒やされ、鹿児島の豊かな食材に舌鼓を打ちながら、厳選されたワインやクラフトビールで乾杯! そんな贅沢なひとときが楽しめる、天空のラグジュアリーホテルだ。
「SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)」
〒890-8586
鹿児島県鹿児島市新照院町41番1号
TEL:0570-07-4680(9:00~ 18:00)
FAX:099-224-2222
text by Asako NAKATSUMI, photographs by Kentaro TAKIOKA