土鍋の特性は、何といっても保温力。素材の持つ旨味を引き出してくれ、同じ食材でも味が違ってくるのだ。
肉を煮込むと中まで柔らかく、焼くと表面はカリっと、中はジューシー。魚介は炒めても煮ても固くならず、蒸し野菜は旨味が増して素材の味が引き立ってくる。
本書は冷蔵庫の中にある食材を使った、酒の肴にもなる小料理が紹介されている。小鍋があれば簡単に作れ、その小鍋が器にもなる。小鍋つまみがゆとりの時間を作ってくれる、いいことずくめのレシピ集。
『小鍋でつまみ』
著/福森道歩
東京書籍
本体価格 1,500円+税