土鍋の特性は、何といっても保温力。素材の持つ旨味を引き出してくれ、同じ食材でも味が違ってくるのだ。
肉を煮込むと中まで柔らかく、焼くと表面はカリっと、中はジューシー。魚介は炒めても煮ても固くならず、蒸し野菜は旨味が増して素材の味が引き立ってくる。
本書は冷蔵庫の中にある食材を使った、酒の肴にもなる小料理が紹介されている。小鍋があれば簡単に作れ、その小鍋が器にもなる。小鍋つまみがゆとりの時間を作ってくれる、いいことずくめのレシピ集。
![画像: 『小鍋でつまみ』〜WK Library お勧めブックガイド〜](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783513/rc/2021/02/24/91cd5e9f74a01dbe41dcd99e708f63dd992f855a_xlarge.jpg)
『小鍋でつまみ』
著/福森道歩
東京書籍
本体価格 1,500円+税