モビリティ業界のリーディングカンパニーであり、美食ガイドを発行している「ミシュラン」とフランチャコルタが協定を結んだ。今後3年間、『ミシュランガイド』のプレゼンテーションはフランチャコルタ地区で行われる。両者の提携の背景には、食とワインへの深い理解と感謝、そして持続可能な環境へのアプローチの共有があった。

共鳴する理念

フランチャコルタは、これまで料理とワインによる美食の風景を生み出してきた。また、さまざまな業界でSDGsが提唱される中、持続可能なブドウ栽培のリーダーとしての役割を向上させた。生産者は、環境への影響を最小限に抑え、ブドウ園の生物多様性を改善する農業のあり方にますます注意を払っている。
持続可能な方法で人々のモビリティを向上させることを目指し、美食文化にも貢献してきたミシュラン社と提携したことは、フランチャコルタ協会の哲学を体現しているといえる。

画像: 共鳴する理念

両者の提携に際して、フランチャコルタ協会会長、シルヴァーノ・ブレシャニーニ氏は「フランチャコルタのワイン生産者の最大の目的である”卓越性”を追求した1年間の結果を発表する場所として、フランチャコルタを選んでくれたミシュランに感謝します」と語った。
また、イタリアのミシュランコミュニケーション責任者、マルコ・ドー氏は「フランチャコルタは、長年の伝統と、世界のメイド・イン・イタリー製品のアンバサダーの一つとなった、独自性を持つ土地のワインを発見する旅を続けるための理想的な舞台です」と喜びを表した。

フランチャコルタ

フランチャコルタは、1995年にDOCG(保護・保証付き原産地呼称)を取得した、瓶内2次発酵のみで生産された初のイタリアワイン。フランチャコルタ協会の活動は、ブランドや地域の保護、生産規則や基準の策定に伴う製品のプロモーション、消費者の意識向上、地域やワイン、生産方法を表現するフランチャコルタのプロモーションなど、さまざまな形で行われている。

『ミシュランガイド』

『ミシュランガイド』は、タイヤ会社「ミシュラン」の創設者であるアンドレとエドゥアールのミシュラン兄弟により、1900年にフランスで誕生。フランス人ドライバーを援助する目的で、地図、タイヤ交換の手順、ガソリンスタンド、食事と宿泊先の住所のリストを含む小冊子を作成したのが始まりだ。その後ミシュラン兄弟は、人々の間で美味しいものへの関心が高まっていることに着目。「謎の客」と呼ばれるチームを募集し、匿名でレストランを訪問、評価をしてもらった。
20世紀後半、ミシュランガイドは匿名での訪問に基づく独自のアプローチと、絵文字という普遍的な言語によりベストセラーとなり、世界のガストロノミーの象徴となった。

120年の歴史の中で、旅行者の体験を向上させるという目的に向かい忠実に進化してきたミシュランガイド。掲載国は年々拡大し、現在では37カ国に及ぶ。

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