千代田ラフトが、世界最古のワイン産地の一つとされる東ヨーロッパの小国、モルドバ共和国から日本初上陸のワインを輸入し、自社オンラインショップで販売するモルドバワイン事業を新たに立ち上げる。
ショップのオープンは2022年2月中旬(予定)。それに先立ち2021年11月1日からMakuakeでモルドバワインの先行予約販売を行うクラウドファンディングを開始している。
初日の売り上げはおよそ80万。すでに目標の400%超えを達成。モルドバワインの認知拡大とファン獲得を目指し、2022年1月10日の最終日までクラウドファンディングを行っている。
Makuake『モルドバワイン』プロジェクト
2022年1月10日まで公開中
モルドバ紹介動画
【モルドバ共和国とは】
国土面積3万3843平方km。九州地方よりやや小さく、天然資源を持たないモルドバ共和国は、国民一人当たりのGDPが4,366ドル(2020年IMF統計より ※日本は40,136ドル)で、欧州最貧国の一つ。主要産業は卸・小売業20.7%、製造業14%、農林水産業9.5%で、農業・食品加工業以外の基幹産業が乏しく、経済成長は芳しくない。(2020年IMF:経済成長率-7%)
そんな中、モルドバ政府が力を入れているのがワイン産業。国土の約75%がチェルノーゼムと呼ばれる栄養豊富な黒土に覆われ、昼夜の気温差が激しく、年間降水量が少ないモルドバは、ぶどう栽培に最適な国。年間ワイン生産量は世界19位の約2億リットル。その9割がヨーロッパ、アメリカ、カナダなどに輸出され、重要な貿易品目となっている。
また、モルドバのワイン造りの歴史は5千年前にさかのぼることができ、良質なワインの産地としてだけでなく、世界最古のワイン産地の一つとしてもヨーロッパでは知られている。自分の畑で葡萄を育て、自家製ワインを作る人も多く、ワインはモルドバ人にとって重要な文化でもある。
しかし、日本におけるモルドバワインの認知度は極めて低いのが現状だ。2019年の国別ワイン輸入量ランキングでモルドバは18位(20万4千本)。全体のわずか0.042%しかありません。2015年にモルドバワインが初めて日本に輸入されてから徐々に取引量は増えているが、一般に目にする機会はほとんどない。
千代田ラフトの想い
千代田ラフトでは、モルドバワインを知らない日本人にその魅力を伝えることで、モルドバが抱える経済的な問題を解決するきっかけを作りたいと考えている。彼らの武器は長年、NHK番組を中心とした映像コンテンツ作りで培った企画力と制作力。モルドバワインのおいしさ、良質なぶどうを育む自然環境、5000年にも及ぶワイン造りの歴史と文化、おもてなしを大切にする国民性など、ほかにはない魅力を映像で伝えることで、モルドバワインのファンを増やし、モルドバという国自体に関心を持つ人を増やしたいと考えている。
このような想いから、ワイン選びは在日モルドバ大使館の協力を得ており、モルドバ土着品種のぶどうを使ったワイン造りにこだわるワイナリーを紹介してもらい、ワインを取り寄せて試飲を行い、12本のワインを厳選。クラウドファンディングではワインセットの先行予約販売を行っており、2022年1月10日の最終日までに売上250万円を目指している。