静岡県伊豆の国市の反射炉ビヤと、栃木県足利市のワイナリー「ココ・ファーム・ワイナリー」によるコラボビールの第2段「ファーム・葡萄・セゾン~甲州Ver.~」が2021年3月1日に発売された。同商品はワイナリーでワインづくりに使用した葡萄「甲州」の果皮を使用して、果皮に付着した自然酵母の力で発酵させる「醸し発酵」を行った自然酵母ビールだ。

Instagram

www.instagram.com

ワイン醸造技術を応用した「醸し発酵」とは?

同商品の仕込みには、ワインづくりの技術が応用されている。
反射炉ビヤの山田隼平醸造長が、ワイン醸造を勉強していた学生時代に好んでいたココ・ファーム・ワイナリーの「甲州F.O.S.」という甲州ブドウを醸し発酵させるワイン。このワイン用葡萄「甲州」の果皮を使い、まるで赤ワインの仕込みのように麦汁に漬け込んだまま発酵させる「醸し発酵」と呼ばれるワインの醸造方法を取り入れたビールだ。

サワー麦芽によって酸味を帯びたビールに約2週間、葡萄の果皮を浸透させることで、自然酵母のみで華やかでのびやかな香りと風味、心地よい渋味を与えている。

画像: 使用した甲州葡萄の果皮

使用した甲州葡萄の果皮

画像: 1984年に栃木県足利市で醸造開始した「ココ・ファーム・ワイナリー」のワイン樽。葡萄に化学肥料や除草剤を使わず、野生酵母や野生乳酸菌を使い、自然由来のものでワインづくりをしている

1984年に栃木県足利市で醸造開始した「ココ・ファーム・ワイナリー」のワイン樽。葡萄に化学肥料や除草剤を使わず、野生酵母や野生乳酸菌を使い、自然由来のものでワインづくりをしている

ワインの醸造技術をヒントにして生まれたビールとワインの架け橋になる商品だ。

<テイスティングコメント>
【外観】濁りがかった濃いオレンジ色
【香り】
トップで熟したオレンジ、黄桃、マーマレード、りんごなど様々な果物の要素が重なって出来た複合的なアロマが感じられます。嗅ぎ進めると自然酵母由来のパンのような優しい香りも少々存在しています。
【味わい】
口に含むと味わいでも存在したオレンジ色の果実の風味が、程よい酸味と共に感じられます。味わいの中盤から葡萄果皮由来の心地よい渋みが感じられ、味わい深くワインの印象を思わせるビールです。
【食べ合わせ】人懐っこいお酒なので、切り干し大根などいつもの食卓の料理合わせやすいと思います
(※プレスリリース引用)

ラベルには、反射炉ビヤの象徴「江川太郎左衛門英達」が、時空を超えて栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーを訪れ、葡萄畑で働くヤギさんとお酒を楽しむ場面をデザイン。ワイナリーとブルワリーのコラボレーションであることをPRしている。

画像: ワイン醸造技術を応用した「醸し発酵」とは?

ビールでの「自然酵母醸し発酵」という未知なる領域に挑戦した「ファーム・葡萄・セゾン~甲州Ver.~」。ナチュラルワインとビールの垣根をとっぱらい、新しい世界を見せてくれそうだ。

【「ファーム・葡萄・セゾン~甲州Ver.~」商品概要】
ヴィンテージ:2021年
ビアスタイル:自然酵母ビール
ホップ:Amarillo、Cascade、Citra、Simcoe、Lemon Drop、Motueka
副原料:葡萄果皮(甲州種)
アルコール度数/IBU、5% / 8
ケグ販売サイズ:10L、15L、20L(主にビアバーでの取り扱い)
ボトル販売:330ml、750ml、1500ml
購入先:
・反射炉ビヤオンラインショップ:https://hansharo-beer.stores.jp/
・反射炉ビヤ直営レストラン、ビアバーお土産ショップ:https://kuraya-narusawa.co.jp/
・反射炉ビヤ取引の全国の酒販店(ワインショップを含む)、反射炉ビヤ取引の全国の飲食店(ビアバー、ワインバーなど)

This article is a sponsored article by
''.