イタリア、トスカーナ州ボルゲリの名門「オルネッライア」の2016年ヴィンテージが発売開始となった。
![画像1: ボルゲリのスター「オルネッライア」の2016年ヴィンテージをリリース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783513/rc/2019/12/04/3794026be870fdb6d930000ea1abb352cdd0f05f_xlarge.jpg)
醸造責任者のアクセル・ハインツ氏によると、2016年はボルゲリの気候の長所が際立った、非常にいいヴィンテージとなった。日照量もあり、暑すぎない乾燥した夏だったため、ブドウがよく成熟し凝縮している。収穫は例年より早く8月24日にメルロから始まり、10月12日のカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドまでほぼ完ぺきな条件で終えることができたという。
2016年ヴィンテージのテーマは「テンション」(緊張)。豊かな熟成感とさわやかな硬さを備えており「緊張」と表現したくなるようなはつらつとした感覚がある。味わいは凝縮感があり、エレガントなタンニンがバランスをとっている。みずみずしくしっかりとした酸味が感じられる。
![画像2: ボルゲリのスター「オルネッライア」の2016年ヴィンテージをリリース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783513/rc/2019/12/04/51f62c149224b3bba88a62860f71bd5c441d1314.jpg)
オルネッライアで2006年より現代アートを使用した限定ボトルをリリースしている。2016年ヴィンテージはイラン生まれのアメリカ人シリン・ネシャットさんが手掛けた。写真家、映画監督そしてビデオ・アーティストでもある彼女が、これら三つのメディアを駆使して、このヴィンテージのダイナミズムと強さを11世紀の名高いペルシア人の詩人であるウマル・ハイヤームの言葉を通じて表現した。
「ヴェンデミア・ダルティスタ」と名付けられたこのプロジェクトは2019年から売り上げをソロモン・R・グッゲンハイム美術館が主催する視覚に障害を持つ人々のための革新的なプログラム「マインズ・アイ」に寄付される。
![画像3: ボルゲリのスター「オルネッライア」の2016年ヴィンテージをリリース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783513/rc/2019/12/04/2caf9b60b629941a3fc37bdffbabfde00eb1359d_xlarge.jpg)
『オルネッライア・ボルゲリ・ロッソ・スペリオーレ 2016年』
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン51%、メルロ27%、カベルネ・フラン18%、プティ・ヴェルド4%価格:2万9000円(税込)