スープが濃厚な白湯鍋には、そっと寄り添う白を
「ちゃんこ鍋deワイン」企画第2弾!大相撲2020初場所もいよいよ佳境。優勝力士予想も面白くなってきました!
2品目のちゃんこ鍋は「虎ふぐ薬膳白湯鍋」。前回は王道の鶏ガラあっさりスープでしたが、今日は鶏ガラとフグのだしから作った白湯スープがベース。ニンニクとショウガで香りを付けけ、草果、赤ナツメ、クコの実、トウジン、リュウガンなど薬膳料理の素材を加え、コクと複雑な旨味がグンとアップ!
具材は、白湯スープと相性のいい肉――豚、鶏、鴨をたっぷり投入。野菜は鍋料理の定番、白菜や春菊のほかレタスや白マイタケ、ギョウジャニンニクが入る。コラーゲンたっぷりの濃厚ちゃんこ鍋、お肌もぷるぷるに!
<田邉> 濃厚な白湯スープに、肉の旨味が移ってコクUP! 「スープがすべての味を作る」鍋です。合わせるワインは、まずスープをポイントにして考えましょう。
あ、これはいい。『グランポレール 長野シャルドネ 2018年』、ベストマッチですね! ワインだけだと軽やかでフレッシュですが、鍋に合わせるとぐ~んと深みが出ます。スープと具材に、ワインの果実味が引き出されて、どんどん表情が変っていきます。
具材は肉がメイン。赤ワインもいいですが、白ワインとよく合いますね。肉に野菜、薬膳の素材やニンニクとショウガも入っていて個性的で複雑なので、シャルドネや甲州、グリューナー・ヴェルトリーナーなどやさしいワインがいい具合に寄り添います。