イタリア フランチャコルタの生産者「カ・デル・ボスコ」が、ZOOMを使用した業界関係者向けのオンラインテイスティングを行い、日本、イタリアなどから11人が参加した。カ・デル・ボスコは、新型コロナウイルスの影響を受けた上での新たな挑戦として、今回のオンラインテイスティングを企画した。
現地イタリアから主催者であるカ・デル・ボスコの社長マウリツィオ・ザネッラ氏がフランチャコルタの話やカ・デル・ボスコのワイン造りについて、動画を用いての説明を行った。そして最後にこの夏にお勧めのワイン3本を紹介した。
カ・デル・ボスコとは
カ・デル・ボスコは、フランチャコルタのメッカであるイタリア・ロンバルディア州エルブスコにあるワイナリーだ。フランチャコルタに約150haのブドウ畑を所有し、ブドウの樹齢は平均40年。土壌の特徴別で小さく分けられた区画ごとに収穫したブドウをワイナリーまで丁寧に運び、最新の技術によって醸造する。
長年の経験から考案された醸造法は、酸素に触れることがなく、ポンプによるブドウのストレスを極限まで抑えることができる。施設の中央に立つ2基の巨大なタンクが上下に動き、マスト(果汁)やワインが自重で流れるように調整されている。
石造りの地下のバリック庫では温度と湿度が常に管理されており、画期的なコルクのスキャニングシステムによりコルク臭のトラブルを極限まで抑えている。
この夏にお勧めの3本をテイスティング
ワインの紹介は「カ・デル・ボスコがお勧めする夏に最適な3本」として、ブランドアンバサダーのルカ・チナッキ氏がテイスティングコメントを伝えた。
参加者11人の手元にもあらかじめこの3本が送付されており、現地のザネッラ氏、チナッキ氏とともにテイスティングを行った。
『フランチャコルタ DOCG エキストラブリュット キュヴェ プレステージ』
Franciacorta DOCG Extra Brut Cuvée Prestige
134の区画におよぶ自社畑の、厳選されたブドウだけを使用。28カ月間以上の熟成を経てリリースされる「カ・デル・ボスコ」の代表作。麦わら色を帯びたイエロー。崇高な透明感、心地いいフレッシュ感と酸味。きらきらとした輝きを放ち、上質さと持続性を持っている。繊細なブーケと特徴的なイースト香の融合が、トロピカルフルーツの香りとともにワインに特別な印象を与えている。酸のバランスも素晴らしい。
『フランチャコルタ DOCG ヴィンテージ・コレクション ミッレジマート サテン 2006年』
Franciacorta DOCG Vintage Collection Millesimato Satén
ドザージュが少なくクリーミーな口当たり。ソフトでエレガントな印象は、ボトルでの長期熟成によってさらに高められている。食中酒としてお勧め。デゴルジュマンは、カ・デル・ボスコが設計し特許を持つ独自のシステムによる無酸素状態で行われる。 このシステムによって、ワインの酸化を防ぐと同時に亜硫酸塩の添加が少なくなり、カ・デル・ボスコのフランチャコルタをよりピュアで魅力的に、そして長期熟成に耐え得るワインを造ることができる。
『コルテ デル ルーポ クルテフランカ ロッソ 2016年』
Corte del Lupo Curtefranca Rosso
メルロの持つフルーツ香 、カベルネ・フランのエレガントさ、そしてカルムネールの円熟味を、カベルネ・ソーヴィニヨンのさわやかさが支える、バランスの取れた味わい。最低2年間熟成させることで、完璧な融合を造り出している。ワイン名の「Del Lupo」とは「オオカミの」という意味を持ち、カ・デル・ボスコへ向かう道がかつて「Valle del Lupo(オオカミの道)」と呼ばれていたことに由来した名前である。オオカミはカ・デル・ボスコのシンボルでもあり、守り神でもある。
商品問い合わせ先:㈱フードライナー
TEL 078-858-2043
https://www.foodliner.co.jp/
主催:「カ・デル・ボスコ」社長 マウリツィオ・ザネッラ氏