メルシャンが誇るデイリーワインのロングセラーブランド「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」「ボン・ルージュ」「ビストロ」。コンビニエンスストアやスーパーでもよく目にする、これらのワインを製造しているのが、神奈川県藤沢市にある「メルシャン藤沢工場」だ。

 1920年に設立して以来、日常の食卓に寄り添うワインを次々と世に送り出し、日本のワイン市場の成長を牽引してきた。普段は、一般開放していないこの藤沢工場だが、このたび創業100周年を記念し、初となるオンライン開放祭を開催することが決定した。

工場内施設と中継を繋いだ「メルシャン藤沢工場&デイリーワイン」オンライン工場見学会

 先日、オンライン開放祭に先駆け、メディア向け「メルシャン藤沢工場オンライン工場見学会」が行われた。 

「メルシャン藤沢工場の前身となる大日本醸造㈱が設立されたのが、1920(大正9)年です」と話すのは、工場長の大金修氏。

画像: 工場内施設と中継を繋いだ「メルシャン藤沢工場&デイリーワイン」オンライン工場見学会

「1972年の第一次ワインブームを経て、ワイン市場は5年間で約5倍に。“国産ブドウだけでは生産が追い付かない”と感じ、海外から濃縮果汁やバルクワインを輸入。藤沢工場を国内製造ワインの拠点とし、海外原料のワインを造り始めました」と話す。

 神奈川県は果実酒生産量が日本一! うち95パーセントを占めるのが、この藤沢工場だ。

「メルシャンは山梨にシャトー・メルシャン、熊本にはメルシャン矢代工場など国内製造拠点をもっています。シャトー・メルシャンは日本ワイン、矢代工場は焼酎の拠点です。そんななか藤沢工場はメルシャンの酒類のうち、約9割を生産している主力工場となります。国内製造ワインに国内ボトリング、梅酒など、この工場で生産しているアイテムは約630品目。うちデイリーワインは約100種です」

 藤沢工場は、日本のデイリーワイン市場を下支えし牽引している、といっても過言ではないだろう。

 最後に「お客さまにもっとワインを楽しんでもらいたい。これからも、もっと日本人の味覚に合うワインを造っていきたい」と展望を語った。

世界5大陸から選りすぐった原料で、約100種類のワインを造るブレンド力

「デイリーワインの大切なポイントは、いつ飲んでも美味しい安定した味わいということです」と話すのは、藤沢工場 技術課の福田崇氏。

画像: 世界5大陸から選りすぐった原料で、約100種類のワインを造るブレンド力

 世界からよりすぐった濃縮果汁、バルクワインを使い、1年を通じてフレッシュなワインを生み出している。藤沢工場で造るデイリーワイン約100種に使用する原料は、世界5大陸から調達。同じ品種でも産地によりそれぞれの特徴が異なるが、安定した味わいとコストの実現を可能にするのが、メルシャンのブレンド技術だ。

 なぜ100種類も造り分けられるのか? それは「濃縮ブドウ果汁から藤沢工場で発酵させたワインを『コンセントワイン』と呼んでいます。濃縮果汁の技術改革で、さまざまな役割のコンセントワインを造ることが可能となりました。これらコンセントワインに、海外で発酵させた『バルクワイン』を、それぞれの役割に応じてブレンド。こうして味を作りあげています」と話す。

 南半球、北半球のブドウの収穫時期の違いを利用し、年間を通じて原料を確保。産地によりブドウに特徴があるため、安定した味わいにするのは高い技術力が必要となる。この技術力があってこそ、100種類のデイリーワインを安定した味わいで提供できるのだ。

メルシャン藤沢工場のオンライン見学ツアー!

 その後のオンライン工場見学ツアーでは、原料ワインが眠る原料倉庫や発酵タンク、そして、『おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム』の製造工程を通し、濾過と充填の作業現場が中継された。

画像1: メルシャン藤沢工場のオンライン見学ツアー!

 原料ワインの入ったドラム缶が並ぶ原料倉庫からの中継では「濃縮果汁はマイナス18度以下で冷凍しており、そのおかげで収穫後のフレッシュな状態がキープされます」と、味わいの秘訣を披露。 その後に移動した発酵タンクでは、その巨大さに圧倒された。このタンクには 6万リットル(ワイン 8万本分)が入るという。

画像2: メルシャン藤沢工場のオンライン見学ツアー!

「濾過」の工程では、発酵後の(酵母の影響で)濁った状態のワインと、濾過後のワインを並べて、わかりやく作業を説明。使用している「濾過紙」も見せてくれた。

画像3: メルシャン藤沢工場のオンライン見学ツアー!

 充填、包装エリアでは、特殊なコーティング技術を施したペットボトルに次々と液体が注がれていく様子を中継。1時間あたり、ペットボトル 1.2万本の生産能力があるという。液体の充填前と充填後に液体窒素を利用していることなど、徹底的に酸化を防ぐ技術についての解説もされた。

「メルシャン藤沢工場オンライン開放祭」概要

 11月1日(日)に開催される「メルシャン藤沢工場 オンライン開放祭」では、メルシャン藤沢工場からZoomによるオンライン配信を予定しており、工場内を見学できるバーチャル工場見学もおこなれれる。参加できるのは先着500名。

【「メルシャン藤沢工場 オンライン開放祭」概要】
■開催日:2020 年11 月1 日(日) 10:00~13:30(予定)
※開催形式はオンライン配信
■専用サイトURL※2:
https://www.kirin.co.jp/campaign/alc/WINE20200928/
■参加人数:500 名(予定)
■参加方法:専用サイトにある応募フォームに、必要事項を記入し、送信ください。抽選で500 名
の方に、案内状をお送りします。参加いただくお客さまには、創業100 周年を記念して特別に
制作した「オリジナルグラス」をプレゼント。
※グラスの数には限りがあります。登録いただいた住所宛てに郵送する予定。登録や参加にあたっての注意事項や、オリジナルグラス・商品等のご配送に際しての個人情報取り扱いなどの詳細につきましては、専用サイトをご確認ください。
■主な実施内容
①バーチャル工場見学
通常は一般のお客さまに公開をしていない藤沢工場内を、オンライン配信にて特別にお見せします。
②地元・藤沢市の皆様と協働してのオンラインイベント
神奈川県藤沢市、藤沢市商工会議所、藤沢市内の飲食店の皆さまと連携し、藤沢マイスターでもある滝沢英昭氏(メルシャン藤沢工場従業員)監修のセミナー「ワインと食のマリアージュ会」や、ワインと和菓子・洋菓子とのマリアージュをご提案する「藤沢マイスタートークショー」などを行います。
③メルシャン商品が当たるオンライン大抽選会
藤沢工場で製造するメルシャン商品が当たる抽選会を、オンライン上で実施します。
※通信環境や状況の変化により当開放祭の運営に大きな影響が生じる場合には、実施内容を変更する可能性があります
■応募期間:020 年 10 月 13 日(火) 23:59 まで定

問い合わせ先:キリンホールディングス㈱
メルシャンお客様相談室 (フリーダイヤル 0120-676-757)
www. kirin.co.j pwww. kirin.co.j p

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