これまで数々のワインコンクールでの受賞歴を持つ『バルデモンテ』の箱タイプ。家飲みはもちろん、飲食店でも重宝すること間違いなしのアイテムだ。さまざまなレストランのワイン監修を手掛ける田邉公一氏が、その実力を体感した。
「箱入りのワインというと、ジュースのような味というイメージがありましたが、『バルデモンテ』は造り込まれた味わいでコストパフォーマンスが高く、飲食店でも提供したいワインですね」と話す、ワインディレクターの田邉公一氏。
今回、田邉氏がテイスティングしたバルデモンテを造る「フェルナンド・カストロ」は1850年に創業。スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ地方では家族経営として最も古いワイナリーの一つで、日本におけるスペインワイン輸入量のトップ5に入るサプライヤーである。
『バルデモンテ レッド NV』は赤い果実やシナモン、ナツメグなどのスパイス感、緻密なタンニンがあり、余韻が長い。テンプラニーリョらしい果実味のしっかりした味わいだ。一方、ガルナッチャ・ティントレラがブレンドされた『バルデモンテ ダーク NV』は、文字通りレッドよりも濃い色調で、紫の果実やナツメグ、丁子のニュアンス。ややしっかりとしたタンニンがある。そして『バルデモンテ ピノノワール NV』は香ばしいロースト香や黒い果実を感じさせ、力強さを感じる1本だ。
「レッドとピノノワールは冷やして、ダークは常温で楽しむのがお勧めです。また、それぞれに合ったグラスを選べば、さらにポテンシャルが上がります。特にピノ・ノワールはグラス負けしない香りが印象的です。例えば、ワインが主力ではないけれど料理に合うものをこだわって置きたい、という飲食店にはぴったりではないでしょうか」と田邉氏。
抜栓の手間がなく、開封後も鮮度が保たれるというメリットに加え、高コスパである箱ワインをこの機会にぜひお店に導入してみてはいかがだろうか。
『バルデモンテ』ページ
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text by Mie NAMBA, photographs by Tomokazu MATSUKAWA
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