神戸市三宮の繁華街に今年2月23日オープンしたワインバー「ラントリュ」は、30歳の若手オーナ長谷川友基氏の審美眼が光るワインバーだ。飲食店が入る小さな4階建てビルの最上階。看板はなく、急階段を登りきった人だけがたどり着く、1970年代のジャズが流れる小空間は、さながら中空に浮かぶモダンミュージアムのよう。
長谷川氏は「神戸北野ホテル」のバー部門勤務を経て、同じ三宮エリアにあったワインバー勤務ののち、30歳を期に自店を開業した。
「クリーンでナチュラルなワインを中心に、これから頭角を現すであろう生産者」のワインを選び抜き、約800本をそろえる「ラントリュ」だが、主軸となるワインを収納するのは『ルフィエールC88DIS』だ。これはフルスペックのプロフェッショナル向けセラー『ルフィエールC410』の仕様をもとに、7枚の棚板を傾斜式の展示棚としたもの。展示棚1段につき前方はワインボトル5本をガラスドア越しにラベルを見せて陳列でき、棚後方は6本を横置きに収納。最下部の固定棚11本と合わせ、収納本数は計88本となる。
「ラントリュ」ではこの『ルフィエールC88DIS』を10席のカウンターの外に設置。優美な曲線を描くカウンターのどの席に座っても、お客の視界に入る位置取りだ。
「店には3台のセラーを置いていますが、メインのこのルフィエールに私がもっとも推したい生産者のワインを並べ、お客さまに『こんなワイン置いてるんだ!』と思ってもらえるようプレゼンしていきたい」と意気込みを語る長谷川氏。
飲食店らしからぬ「美術館やセレクトショップのような空間造り」をめざす同店にとって、『ルフィエールC88DIS』は“魅せる什器”の要となっていくに違いない。
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【取材協力】
「ラントリュ」
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-9-6
リバーアップビル4F
TEL:070-4021-8180
営業時間:平日18:30〜翌1:00
土、日、祝14:30〜翌1:00
定休日:月、火
Instagram:Intrus_kobe
問い合わせ先:㈱イズミセ セラー専科 0120 - 050 - 177