淡く輝くロゼ色が美しい『ムートン・カデ・ロゼ・オーガニック 2022年』。春の日差しの下で、公園の緑に囲まれて、初夏の海岸で……これからの季節、いろいろなシーンで活躍しそうなロゼワインの魅力をご紹介する。
「ムートン・カデ」は1930年に誕生したブランド。ボルドー・ワインを世界に発信するために、カジュアルで飲み心地のいいワインを、名門バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドがリリースした。ムートン・カデ・ロゼ・オーガニックはフランスの海岸エリアのライフスタイルにインスピレーションを得て誕生。
2020年から会社に参画しているマチルド・セレイス・ド・ロスチャイルドさん(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド氏のひ孫)がこの新しいプロジェクトに関わっており、22年ヴィンテージからはワインのブレンドにも参加している。
「モダンで若々しい、フレッシュなワインに仕上げたかった」とマチルドさん。ワインラベルにはマチルドさんの生まれ故郷カップ・フェレをイメージして森林やバカンスでにぎわう海岸を描いている。オーガニックとヴィーガン仕様にもこだわった。
味わいはメルロのふくよかなボディとキリッと引き締まった酸が心地よく、スマートな味わい。
「氷を入れたり、グレープフルーツなどの柑橘類を浮かべたりして飲んでもいい。その時の気分で自由なスタイルで楽しんでほしいです」
お披露目では、表参道「GENTLE Dining」の白井浩二郎シェフが考案したヴィーガン料理とのマッチングも探った。
「フルーツトマトの冷製スープと自家製ニョッキ、ソイリコッタ」は、甘くさわやかなフルーツトマトとジャガイモのニョッキ、大豆製のチーズをあしらった一品。ムートン・カデ・ロゼ・オーガニック 2022年が持つグアバなどの南国フルーツの風味、心地いい酸味と引き立て合う味わい。
このペアリングは、表参道「GENTLE Dining」で4/1(月)~6/30(日)まで楽しめる。
「豆乳のブランマンジェ、グリーンピースのすりながし」は豆の青くフレッシュな香りと豆乳ブランマンジェのクリーミーさが、ワインのほろ苦さとマッチ。
「大豆のポルペッティーニとラタトゥイユ」と「ヴィーガンビーフの赤ワイン煮込み」は、大豆ミートがメインの料理。骨格のしっかりしたこのワインが、力強いソースの味わいや、かむほどに旨味が出てくる大豆ミートに相乗。前菜からメインまで、料理をしっかり支えてくれるムートン・カデ・ロゼ・オーガニック、よく冷やして料理と一緒に楽しみたい。
『ムートン・カデ・ロゼ・オーガニック 2022年』
品種:メルロ100%
香り:ラズベリーなどの赤い果実、グアバなどの南国フルーツ。
味わい:フレッシュな口当たり、力強い酸とミネラル感が骨格を与え、フレッシュで飲み応えのある味わいに。
アルコール度数:12.5%
価格:2200円(税込)