東京エディション虎ノ門 「The Jade Room + Garden Terrace」
「テロワール・日本」プロジェクトにフォーカス！

東京エディション虎ノ門 「The Jade Room + Garden Terrace」（ジェイド ルーム + ガーデン テラス）のプロジェクト、日本各地の食材を使用した料理と日本ワインのペアリングを提供する「テロワール・日本」が人気を博している。
第１弾の「テロワール・余市」は2023年6月1日～7月31日、第2弾「テロワール・宮城」は3月27日～5月26日に行われ、いずれも人気を博した。

この度来日したトム・エイキンズ パートナーシェフ､そしてシェフ・ド・キュイジーヌのリチャード・マクレラン氏とヘッドソムリエの矢田部匡且氏に「テロワール・日本」プロジェクトについての思いを語っていただいた。

「四季の移ろいとさまざまな地域の食材、日本料理に根付いた多様性と表現力を反映させながら、地元の食材を使った料理とワインのペアリングを通して日本の豊かな食と文化を伝えることをコンセプトとしています」と矢田部氏。「“ディスカバリー”をキーワードに、テロワール、地域の自然、農家やワイン生産者を、トムとリチャードの料理で追及しています。その土地に根付いた食材やお酒をピックアップして、お客さまに新しい発見をお伝えしたいと考えました」

「土はそこから生まれるものにインパクトを与える。その唯一性を知り、伝えたいと思い、ローカルの生産者と手を組みました」とトムシェフ。「日本の生産者は情熱がある」と強い眼差しで語る。

リチャード氏と矢田部氏は、ユニークなアプローチをしている生産者を実際に訪問し、食材やワインを理解し、料理やワインペアリングを考える。このほど提案された「テロワール・宮城」も、実際に宮城に足を運びさまざまな生産者と触れ合った。
「とても自然が豊かな土地でした。冬に訪れた時は銀鮭や赤豚など、初めて出合う食材も多く、刺激を受けました」とリチャード氏。
お酒についてはワインや日本酒の造り手を探った矢田部氏。特に印象深かったのが「ファットリア・アル・フィオーレ」のワインだと言う。「とてもナチュラルで、そしてダイナミックな味わいです」とペアリングコースに組み込んだ。

「テロワール・日本」プロジェクト、次回はどこの地域がテーマになるのか楽しみだ。