世界最大級のナチュラルワインフェア「RAW WINE TOKYO 2026」が、5月10日・11日の2日間、東京・平和島の東京流通センターで開催される。開催を前に行われた記者会見では、創始者のイザベル・レジュロンさんが登壇し、「RAW WINE」の理念と、今回の東京開催に込めた思いを語った。

「RAW WINE」は、オーガニックやビオディナミなどナチュラルなワイン造りを行う生産者たちが集う、世界最大級のナチュラルワインコミュニティ。現在はパリ、ベルリン、ニューヨーク、東京など世界各地で開催されており、東京開催は今回で3回目となり、75を超える生産者が来日する予定だ。

記者会見でイザベルさんは、「RAW WINEの目的は、ワインの造り手たちが共通のフィロソフィーを持ち、志を一つにしたコミュニティをつくること」と説明。

「参加する生産者には、いくつかの厳しい条件があります。ブドウは100パーセント有機農法で栽培されていること。ビオディナミやパーマカルチャーなど、自然環境に配慮した方法が求められます。また、ワインは醸造の過程でできるだけ人の手を加えずに造られてれていなければなりません。醸造時に添加物は使用できず、認められるのはごく少量の亜硫酸塩(SO2)のみ。私たちが何より大切にしているのは、透明性です」と強調した。

そのネットワークは現在3000を超えるワイナリーによって構成されているという。ワインそのものだけでなく、「クリーンな農業」を重視している点も特徴だ。会見では、「ナチュラルワインは単に醸造方法の話ではなく、土壌の生命を守ることに本質がある」との言葉も聞かれた。

出展者たちは、環境や地域社会、消費者にとっても持続可能な方法で畑を耕している。
一方で、世界的にはワイン消費量が減少傾向にある。そのなかで、75以上もの生産者が東京に集まることについて、イザベルさんは「極めて重要なこと」と語る。「今の世界情勢を考えると、イタリアやフランス、ジョージアなど、世界各国から生産者が集まることは、本当に喜ばしいことです」と話した。

画像: 『ワイン王国151号』でも紹介した「レ・ヴァン・デブルィヤール」も参加

『ワイン王国151号』でも紹介した「レ・ヴァン・デブルィヤール」も参加

画像: 広島にある「no.505 Hiroshima Winery」は広島空港近くで自然農法ブドウを使用し、酸化防止剤無添加のナチュラルワインを醸造している。『青い軽トラ』『まだ大丈夫』『ま文通ワイン みどりちゃん』『まおとうさん』など、ユニークで一度聞いたら忘れられないワイン名

広島にある「no.505 Hiroshima Winery」は広島空港近くで自然農法ブドウを使用し、酸化防止剤無添加のナチュラルワインを醸造している。『青い軽トラ』『まだ大丈夫』『ま文通ワイン みどりちゃん』『まおとうさん』など、ユニークで一度聞いたら忘れられないワイン名

今回の東京開催では、海外勢に加えて、日本からも20を超える生産者が参加。ワインだけでなく、日本酒や、今回初めて焼酎も加わる。なかでも北海道の 「ドメーヌ・タカヒコ」や、山形の「リンゴリらっぱ」など、国内の注目生産者が名を連ねる。イザベルさんは「25以上の日本のワイナリー、日本酒、焼酎の生産者が参加することも非常にうれしい。RAW WINEが日本に根ざしたイベントへと成長している証だと思います」と語った。

試飲グラスは「シュピゲラウ」の新作

画像: 試飲グラスは「シュピゲラウ」の新作

会場で使用されるテイスティンググラスにも注目が集まった。
グラスパートナーは、「リーデル」のグループブランドである「シュピゲラウ」。この日は、6月発売予定の新作グラスがお披露目された。

ウォルフガング・アンギャル氏によれば、この新作グラスは「ドメーヌ・タカヒコ」のワインからインスピレーションを得て開発されたもの。

「彼のワインが持つ繊細なフレーバーや味わいを、より引き立てるためのグラスです。コンパクトで扱いやすく、口当たりを左右するフチの部分は非常に薄く、繊細に仕上げています」と説明した。
さらに、「日常使いはもちろん、ホテルやレストランでも使いやすい。和食店や寿司店にも映えるグラスです」と話し、ワインだけでなく、サイダーやビール、日本酒にも適しているという。

「特に日本酒は、香りがより立ち上がる。日本の市場にとって、非常に汎用性の高いグラスだと思います」とアピールした。価格は2脚セットで5500円(税込)。手に取りやすい価格帯も意識したという。

ユニークなのは、その名前の由来だ。グラス名の「ピノ」は、ブドウ品種のピノ・ノワールに由来するものではない。松ぼっくりを意味するイタリア語「ピーニャ」から来ているという。グラスの丸みを帯びたフォルムが、松ぼっくりを思わせることから名付けられた。

「RAW WINE TOKYO 2026」は、5月10日・11日に東京流通センターFホールで開催。
一般チケットは9000円、業界関係者向けチケットは7000円で、無料のマスタークラスやセミナーも予定されている。セミナーでは、日本酒におけるナチュラル醸造など、日本ならではのテーマも取り上げられる予定だ。詳細は、「RAW WINE TOKYO 2026」公式サイトにて。

「RAW WINE TOKYO 2026」概要

■日時:2026年5月10日(日)・11日(月) 午前の部(10:00〜13:30)/午後の部(14:30〜18:00)
■会場:東京流通センター Fホール(東京都大田区平和島6-1-1)
■チケット:業界関係者 7,000円/一般来場者 9,000円
公式サイト:https://www.rawwine.com/fairs/tokyo-2026?currency=JPY
チケットサイト:https://www.rawwine.com/fairs/tokyo-2026/ticketing-information?currency=JP

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